パナソニックは、アース製薬と共同で虫よけスプレー「サラテクト」の容器である「感動スプレー」の開発を行ったことを発表した。

  • 虫よけスプレー「サラテクト」の容器「感動スプレー」を2社で共同開発

    虫よけスプレー「サラテクト」の容器「感動スプレー」を2社で共同開発

手のひらにフィットするくびれ形状のスプレー容器。検証の結果、感動スプレーの握り心地(4.4点)は、従来品(3.1点)から約1.4倍性能が上がった。

従来品は手のひらにかかる圧力が低く、親指の付け根にかかる圧力が高かったのに対し、感動スプレーは従来品より手のひらの圧力を高く、親指の付け根の圧力を低くすることでフィット感を向上。見た目のフォルムからも持ちやすそうな印象を生み出すため、様々な形状・アイデアを検討し現在の形状に決定した。

今回の開発には、電動シェーバーやアイロン、ドライヤーの設計などで培った人間工学、感性工学などの領域の知見を活用。アース製薬が持つ虫よけスプレーを使用するときの人の行動や意識など、使用者に関する知見を融合することで、小さな手でも持ちやすく、スプレーしやすい独自の容器を開発した。