Microsoftは2021年3月にレガシーなMicrosoft Edgeのサポートを終了し、2021年4月の更新プログラムでWinodwsからアンインストールすると発表していた(「April 13, 2021—KB5001330 (OS Builds 19041.928 and 19042.928)」)。2021年4月の更新プログラムで実際に「レガシーEdge」のアンインストールは実施され、Chromiumベースの新しいMicrosoft Edgeへと置き換わった。この変更はKB5001330およびKB5001337に含まれている。

  • April 13、2021—KB5001330 (OS Builds 19041.928 and 19042.928)

    April 13, 2021—KB5001330 (OS Builds 19041.928 and 19042.928)

  • April 13、2021—KB5001337 (OS Build 18363.1500)

    April 13, 2021—KB5001337 (OS Build 18363.1500)

MicrosoftはInternet Explorerの後継としてMicrosoft Edgeの開発に取り組んだ。MicrosoftはInternet ExplorerのユーザーがMicrosoft Edgeへ移行することを望んでいたが、結局はGoogle Chromeなどにシェアが流れていった。

Microsoftは次の一手として、Microsoft Edgeを独自開発からChromiumベースへと切り替えた。そして、従来のMicrosoft EdgeからChromiumベースのMicrosoft Edgeへと移行を進めてきたのだが、今回の取り組みは成功しつつある。現在、PCにおける主要Webブラウザのシェアは横ばいか下落の傾向を見せているが、Microsoft Edgeだけは増加傾向を続けている。すでにFirefoxと同じかそれ以上のシェアに到達していると見られている(StatCounter調査)。

2021年4月以降はレガシーなMicrosoft Edgeはさらにシェアを減らし、Chromiumベースの新しいMicrosoft Edgeが増えていくものと見られる。Edgeのシェアの増加傾向は続くのか、横ばい傾向へ転じるのか、今後の展開が注目される。