オーディオテクニカは4月15日、赤外戦通信を採用して低遅延を実現し、楽器演奏に適したワイヤレスヘッドホン「ATH-EP1000IR」を発表した。4月23日に発売する。予想実勢価格は24,000円前後。
「ATH-EP1000IR」は、独自デジタル処理による赤外線通信で遅延や音質の問題を改善したヘッドホン。24bit/192KHzで遅延を0.001秒以下に抑えるという。中低域のセパレーションを高め、クリアな高域を実現するドライバーを搭載。電子ピアノなどの楽器演奏を想定し、楽器の音が正確に聞こえるようフラットなチューニングに設定している。ドライバー性能を最大限に引き出す音響部・電気部のアイソレーション設計を施した。
トランスミッターは充電台を兼ねており、電子ピアノの上などにも置ける省スペース設計。複数台を購入して1台のトランスミッターからの音声を同時再生したり、充電切れ時に有線接続で使用したりと柔軟に活用できる。
赤外線ステレオ通信は2.48MHz(Lch)/2.7MHz(Rch)の帯域を使用。最大通信距離は見通し7m以内。ドライバーは40mm径の密閉ダイナミック型で、出力音圧レベルは97.0db/mW、最大入力は1,000mW、再生周波数帯域は20~20,000Hz、インピーダンスは46Ω(有線接続時)。重さは約246g。DC3.7Vの内蔵リチウムイオン電池により、約4時間の充電で約5時間の使用が可能だ。
トランスミッターの入力端子は3.5mmステレオミニプラグ×1で、6.3mmステレオプラグからの変換アダプターも付属する。サイズは約W103×D135×H62mmで、重さは約130g。付属のACアダプタをコンセントにつないで使用する。