お待ちかねの第11世代Coreがついに発売

Intelの第11世代Core「Rocket Lake」が登場、発売が開始された。今回、入荷が確認できたのは、i9が「11900K」など4モデル、i7が「11700K」など4モデル、i5が「11600K」など5モデルの計13モデル。価格は、i9-11900Kが78,000円前後、i7-11700Kが59,000円前後、i5-11600Kが38,000円前後で、秋葉原では恒例の夜間販売も行われた

  • Intelは毎回、最上位モデルの製品パッケージでも楽しませてくれるが、今回もまたユニークな形状

    Intelは毎回、最上位モデルの製品パッケージでも楽しませてくれるが、今回もまたユニークな形状

第11世代Coreは、新しい「Cypress Cove」アーキテクチャを採用。IPC性能は、前世代に比べて最大19%向上しているという。また内蔵GPUも強化されており、グラフィックス性能は最大50%向上したそうだ。実際の性能については、大原氏のベンチマーク記事「【レビュー】Rocket Lake-Sを試す - Core i9-11900KとCore i5-11600Kの性能を速攻テスト」で詳しく検証を行っているので、そちらを参照して欲しい。

ソケットは従来と同じLGA1200。そのため旧世代のマザーボードで使うことも可能ではあるが(要BIOSアップデート)、第11世代Coreの性能をフルに発揮させるためには、対応する新型チップセットZ590/H570/B560を搭載するマザーボードと組み合わせる必要がある。マザーボードは先行して発売されており、選択肢はすでに豊富だ。

満を持してMaximusのZ590マザーが登場

ASUSの「ROG Maximus XIII Hero」は、14+2フェーズ電源を搭載するハイエンド向けのIntel Z590チップセット搭載マザーボード。バックパネルにThunderbolt 4を2ポート備えるほか、基板上にはM.2が4スロット用意されており、拡張性は高い。ネットワークは、Intel 2.5GbE×2とWi-Fi 6Eという構成だ。価格は62,000円前後。

  • ASUSの「ROG Maximus XIII Hero」。M.2は4スロットともヒートシンクを備える

  • ゲーミングモデルながら、Thunderbolt 4をデュアル搭載するのは珍しいかも

また同社からは、B560チップセット搭載モデルも4製品が新発売となっている。特に注目したいのは、Mini-ITXモデルの「ROG Strix B560-I Gaming WIFI」だ。価格は23,000円前後と、ROGにしては安価ながら、スペックはROGらしい強力さで、Realtek 2.5GbE、USB3.2(Gen2x2)などを備える。

  • 「ROG Strix B560-I Gaming WIFI」。ヒートシンク付きのM.2スロットも用意

  • Mini-ITXながらインタフェースは充実。USB3.2(Gen2x2)タイプCまで備える

Mini-ITXに続きATXでもVisionモデル

GIGABYTEの「Z590 Vision D」は、Intel Z590チップセットを搭載したクリエイター向けのマザーボード。Dr.MOSの12+1フェーズ電源、デュアルThunderbolt 4、DisplayPort入力と、動画編集や3Dレンダリングなどに向いた仕様だが、ゲーム向けとは違うスタイリッシュなデザイン狙いで選ぶのもアリだろう。価格は46,000円前後。

  • GIGABYTEの「Z590 Vision D」。ヒートシンクはホワイトやシルバーで統一

  • 有線LANはIntel 2.5GbEをデュアル搭載。Thunderbolt 4も2ポート備えている

濃いブルーが特徴的な新シリーズも

MSIからは、Intel Z590/B560チップセット搭載マザーボードが3モデルずつ新発売。注目したいのは、海をイメージしたという濃いブルーのヒートシンクが特徴的な新シリーズの「Torpedo」だ。「MAG Z590 Torpedo」は30,000円前後、「MAG B560 Torpedo」は19,000円前後と、価格が抑えられており、コスパが期待できそう。

  • MSIの「MAG Z590 Torpedo」。機能を絞り、Z590モデルながら価格を抑えた

  • Intel 2.5GbE+GbEのデュアルLANを搭載。USB3.2(Gen2x2)タイプCも備える

  • これは「MAG B560 Torpedo」。Z590に似ているが、M.2ヒートシンクは1枚のみ

  • こちらもデュアルLANだが、Realtek 2.5GbE+Intel GbEという構成になる

MAG Z590 Torpedoは、Dr.MOSの14+2+1フェーズ電源を搭載。ネットワークは、Intel 2.5GbE+GbEというデュアルLAN構成で、USB3.2(Gen2x2)タイプCポートも備える。一方、MAG B560 Torpedoは、電源は12+2+1フェーズ、LANはRealtek 2.5GbE+Intel GbEという違いはあるものの、全体的な構成は近い。

定番のSteel LegendにH570搭載モデル

ASRockからは、人気の「Steel Legend」シリーズに、Intel H570チップセット搭載モデルが登場した。この「H570 Steel Legend」は、電源は8フェーズに抑えられているものの、ニチコン製12Kブラックコンデンサ等はしっかり搭載。価格は20,000円前後と安く、コスパの良いRocket Lakeマシンを構築できるだろう。

  • ASRockの「H570 Steel Legend」。低価格ながら、高い耐久性を実現している

  • バックパネルはさすがにシンプルな構成。LANはRealtekの2.5GbEを搭載する

またIntel B560チップセットを搭載するMini-ITXモデルの「B560M-ITX/ac」も新発売。B560モデルではあるものの、無線LAN(802.11ac)まで付いて15,500円前後という価格は安い。電源は6フェーズのみなので高性能向けではないが、価格を抑えつつ、最新CPUで省スペースPCを構築するのに適していると言える。

  • こちらは「B560M-ITX/ac」。フロントUSBタイプC用のヘッダも用意した

  • バックパネルはシンプル。LANは、IntelのGbEと802.11acを搭載する

ハイエンド向けの新シリーズ「Valkyrie」

BIOSTARからは、ハイエンドシリーズ「Valkyrie」が新登場、Intel Z590チップセットを搭載する「Z590 Valkyrie」(ATX)と「Z590I Valkyrie」(Mini-ITX)が発売された。ブラックをベースに、ゴールドとピンクがアクセントカラーになっており、ヒートシンクには翼もデザイン。価格は、前者が42,500円前後、後者が26,000円前後だ。

  • BIOSTARの「Z590 Valkyrie」。ゴールドとピンクが印象的なデザインだ

  • I/Oは、Realtekの2.5GbE、USB3.2(Gen2x2)タイプCポートなどを備える

  • こちらは「Z590I Valkyrie」。大型ヒートシンクとファンを搭載する

  • Realtekの2.5GbE、USB3.2(Gen2x2)タイプCポートなどはATX版と共通だ

Z590 Valkyrieは、高効率のDr.MOSと高耐久の20Kキャパシタによる強力な22フェーズ電源を搭載。ヒートシンクにはファンを4個も搭載しており、効率的に冷却することができる。一方Z590I ValkyrieはそのMini-ITX版で、電源は10フェーズながら、こちらもファン付きのヒートシンクが用意されている。