BetaNewsは3月30日(米国時間)、「Microsoft releases optional KB5000842 update to fix lots of Windows 10 problems」において、MicrosoftがWindows 10の複数の問題を修正するオプションの更新プログラムをリリースしたことを伝えた。

この更新プログラム「KB5000842」はWindows 10 version 2004および20H2向けのもので、モニターに関する問題やOneDriveに関連したシステムクラッシュの問題など、複数の問題に対する修正が含まれている。

公開されたKB5000842に関する詳細は、Microsoftによる次のサポートページにまとめられている。

主な修正内容としては次のものが挙げられている。

  • 複数の高DPIモニターを使用するデバイスで 、Microsoft EdgeをIEモードを使用した際に発生するズームの問題を修正
  • HDR画面が想定よりも暗く表示される問題を修正
  • 複数のモニターを使用時に、複製モードでビデオ再生が同期しない問題を修正
  • エクスプローラの検索結果のフィルター処理に関する問題を修正
  • デバイスを縦向きモードにた際に、タッチ キーボードで分割レイアウトが使用できなくなる問題を修正
  • ファミリーセーフティプランで子供用アカウントに管理者権限が付いている場合、ユーザーに通知するように変更
  • タッチスクリーン デバイスの [閉じる] ボタンでトースト通知が閉じない問題を修正
  • 7.1チャンネルのオーディオテクノロジーに関する問題を修正
  • OneDriveが同期するファイルまたはフォルダを削除した際、デバイスがクラッシュする問題を修正

KB5000842はセキュリティ関連の修正を含まないオプションの更新プログラム("C"リリース)であり、全ユーザーに向けて正式に適用される前段階のプレビュー扱いとなっている。このまま特別に大きな問題が発生しなければ、4月の月例更新プログラムに含まれることになる。

該当するバーションのWindows 10を利用しているユーザーは、Windows Updateを使用してKB5000842をインストールできる。そのほか、Microsoft Updateカタログから該当のパッチをダウンロードして手動でインストールすることも可能となっている。

  • Windows UpdateによるKB5000842の適用

    Windows UpdateによるKB5000842の適用