MUSINは、Shanling製のAndroid搭載ハイレゾプレーヤー「M3X」を4月9日に発売する。価格はオープンプライスで、直販ストアでの販売価格は37,950円。なお、執筆時点では直販ストアの在庫は品切れ中だが、家電量販店などでも予約を受け付けている。

【訂正】初出時、「3月26日に発売」としていましたが、「急な国際配送業者の引き受け停止や航空便の減便によって納品に遅れが生じ、予定日の販売開始が困難となった」として、発売日が4月9日に延期されたため、一部記述を訂正しました(3月25日 12:00)
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    M3X

中国・深センのオーディオメーカー、Shanling(シャンリン)の新製品。本体は手に取りやすく操作性を向上させるため、縦横比3:2の割合でデザイン。4.2型/1,280×768ドットのシャープ製IPS液晶パネルを備える。

ESS製のDACチップ「ES9219C」を2基搭載し、最高384kHz/32bitまでのPCM再生や、DSD 11.2MHzのネイティブ再生が可能だ。また、MQAフルデコードにも対応するという。

音響回路には、「大容量で安定性が高く、力強い低域の再現が可能」というAVX製のタンタルコンデンサを採用。また、ハイクラスなモデルで採用するFPGAテクノロジーとShanling独自の適応クロックサンプリングアルゴリズムを採用しており、KDS製「低位相雑音水晶発振器」2基(45.1584MHz/49.152MHz)も装備する。

ヘッドホン出力は、3.5mmのシングルエンドとバランス接続用の4.4mm端子を各1基装備。ゲインはハイ/ローの2段階調整が可能で、ハイゲインでのバランス出力時の出力レベルは240mW(32Ω負荷時)に達し、抵抗の大きいヘッドホンでも容易に音量を取れるという。

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    本体上部のヘッドホン出力。3.5mmのシングルエンド(左)とバランス接続用の4.4mm端子(右)を各1基備える

OSはAndroid 7.1を採用。クアルコムのSoC「Snapdragon430」と2GBメモリを搭載。標準の音楽プレーヤーアプリに加え、アプリストアから好きなアプリをインストールして使うこともできる。内部ストレージは32GB。最大2TBまでのmicroSDカード(別売)が利用できるmicroSDカードスロットも1基備える。

Bluetooth機能を備え、対応するヘッドホンやスピーカーへの送信だけでなく、スマホなどからワイヤレス受信した音楽を再生するBluetoothレシーバーとしても使える。対応コーデックは、送信時がSBC、aptX、aptX HD、LDAC、LHDC、受信時はSBCとLDAC。

容量3,200mAhのバッテリーを内蔵し、シングルエンド動作時の連続再生時間は、シングルDAC動作時が23時間、デュアルDAC動作時が20時間。バランス動作時は19時間。Bluetooth再生時は46時間。本体サイズは109×72×15.9mm(縦×横×厚さ)、重さは168g。USBケーブル、液晶保護フィルム×2などが付属する。

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