日本HPは3月17日、在宅勤務しながらも週に何度かは出社するような働き方をするビジネスマンに向けた、薄型軽量で持ち歩きやすい法人向け14型ノートPC「HP EliteBook 840 Aero G8」を発表した。CPUやメモリなど仕様の違いで6モデルを用意。5月下旬発売で、HP Directplus価格は税込187,000円から。

  • 法人向けの14.0型ノートPC「HP EliteBook 840 Aero G8

「持ち歩きを考えて13.3型ノートPCを使ってきたけど、作業性のためにより大きな画面のノートPCが欲しい」――そんなニーズに向けた製品。HP EliteBook 840 Aero G8は14型ながら、13.3型クラスの重さと、MIL規格をパスする高い堅牢性を実現している。

Intel EVOプラットフォームに準拠している点も特徴。Intel EVOは、ハードウェアスペックや使い勝手(レスポンスの高速性やバッテリ駆動時間など)についてインテルが要件を定めたもの。「EVO」を満たしたPCにはロゴシールが貼られ、一定以上のユーザー体験が得られると考えてよい。

HP EliteBook 840 Aero G8は、第11世代Intel CoreプロセッサやWi-Fi 6を搭載し、4G LTEも選択可能。Webカメラは720p HDでプライバシーシャッター付き。360°全方位マイク、Bang&Olufsenの高品位デュアルスピーカーを備える。

セキュリティ機能として、スマートトラッカー(忘れ物防止タグ)の「tile」を内蔵。スマートフォンの専用アプリとあらかじめペアリングしておくことで、万が一の紛失時にリモートでtileの音を鳴らして捜せる。

  • tile内蔵により、スマホからPC(内蔵tile)の音を鳴らしたり、PCからスマホを鳴らしたりして捜し物が容易に

本体のCNCマグネシウム素材やプラスチック素材、あるいは梱包材などに、再生素材を90%使用し、環境への負荷を減らしている。

CPU、メモリ容量、ストレージ容量、LTE通信対応、ディスプレイのぞき見防止機能「HP Sure View Reflect」への対応などの違いによって、6モデルを用意す。画面の解像度はすべてフルHD(1,920×1,080ドット)、画面は非光沢仕様。

最上位モデルの主な仕様は、CPUがIntel Core i7-1165G7(最大4.70GHz)、メモリがDDR4-3200 16GB、ストレージが512GB SSD(PCIe NVMe)、グラフィックスがIntel Iris Xe Graphics(CPU内蔵)。OSはWindows 10 Pro 64bit。

通信機能は、IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax対応無線LAN、Buetooth 5.0、LTE通信(nano SIMスロット)。インタフェース類は、USB Type-C(Thunderbolt 4)×2、USB Type A×2(1基はパワーオフUSB充電対応)、HDMI 2.0×1など。バッテリ駆動時間は計測中。本体サイズは約W322.5×D215.0×H17.9mm、重さは約1.3kgから。

  • 本体右側面

  • 本体左側面