モバイルノートを買うことにしたライターが重視することとは(※最後の段落だけ読めばいいよ)

自分はフリーライターを自称させていただいている。執筆は当然のようにPCで、さらにPCゲームもたしなむためメインマシンは仕事とゲームの両方をこなせるよう、GPUを搭載したそれなりのスペックを持つデスクトップである。そしてスペックだけではなくライターなのでキーボードにもそれなりにこだわりたい。普段使っているのはRealForceのシリーズでかなりの初期モデル。静電容量方式のキーのタイピング感が心地良すぎて10年以上もお世話になっているのだ。そのためなかなか他のPCを併用するといったことがない。そうした理由からできるだけ家で作業をしてきたが、やはりモバイルPCが必要なシーンは結構ある。帰省や長期旅行、取材の際などだ。

  • 使いやすさとコスパでマジ選び、ライターが自腹で買ったモバイルノートはコレ

    PCユーザーなら誰もが憧れるモバイルノート

ただし、お金は極力かけたくない。というかかけられない。デスクトップPCを充実させることに注力しているので、他になかなか資金を回せないのだ。そりゃお金があれば世界最軽量! とか超ハイスペック! などを謳ったモデルを買いたいよ! でも現実は非常。そのため、コスパは最重要項目だ。

まとめると、デスクトップPCをメインに使うタイピングと使いやすさにこだわるPCゲーム大好きフリーライターが、資産をメインPCにガン振りしているのでコスパがいいだけではなく使い勝手も重視してモバイルPCを選び、自腹で購入して使ってみたレポートを行うということだ。

選ばれたのはパソコン工房の14型液晶搭載11世代Core i5モバイルモデル

実は、モバイルノートはそれなりに触れているほうだ。お付き合いのある編集部から、お仕事のレビュー記事のために製品をいくつか貸し出してもらったりもしている。そのため、実際に持ち歩いて使用したうえで選ぶことが可能な、かなり恵まれた環境にいる。

そもそも長いPC人生において、これまでもdynabookやVAIOといったモバイルノートは使ってきた。そんな私が今回選んだのは、ユニットコムがパソコン工房より販売する「LEVEL-14FH057-i5-UXSX」だ(販売ページはこちら。基本構成時のスペックとしては、CPUがIntel Core i5-1135G7、メモリが16GB、ストレージがNVMe M.2 SSD 500GB、液晶が14型フルHDで、重量が0.98kgとなる。OSはWindows 10 Home 64bit。これで税別価格が97,980円(原稿執筆時点)だったのである。

  • LEVEL-14FH057-i5-UXSX
  • 実際に購入したLEVEL-14FH057-i5-UXSX

LEVEL-14FH057-i5-UXSXを選んだ理由は以下の3点。

1.軽さ

重量が1kgを切るというのはポイントがとても高い。1.3kgくらいでもモバイルは十分可能だが、持ち歩くならやはりできるだけ軽くしたい。

2.キーボードのクセの少なさ

ノートPCはどうしてもフルキーボードと比べるとキーピッチやタイプ感に違いが出てくる。「変換」や「エンター」「Shift」キーなども狭くなったり配置が独特だったりするのが珍しくない。そんな中、このモデルはできる限りそうしたクセをなくしている。実際に右側のほうのキーは狭めだが、これは慣れられるレベルだろう。実際この原稿を書いていて徐々に気にならなくなっている。

3.コストパフォーマンス

一番重視したのはコスパだ。CPUはIntelの第11世代プロセッサーのCore i5-1135G7。GPUはCPU内蔵ながらIris Xe Graphicsなので既存の統合グラフィックスとはワンランク上のパワーを備えている。そしてメモリが16GB、ストレージがNVMe対応 M.2 SSDと普段使いに問題のない組み合わせだ。これで基本構成時価格が税別10万程度なのは本当にお得である。

  • クセの少ないキーボード。タッチは軽く打ちやすい

外観から見る使い勝手の良さ

LEVEL-14FH057-i5-UXSXの利便性を、外観から紹介していこう。天板は黒にLEVEL∞のロゴが入ったシンプルなもの。ボディ全体は樹脂製で、よくあるアルミのヘアライン加工がどうとかいったデザインとは無縁だ。シンプルな美しさというものもあるが、なんにせよこのあたりはコスパや軽量さとの兼ね合いなので仕方のないところ。むしろ中身で勝負だかかってこいやという潔さまである。

  • ロゴが入るだけのシンプルな天板

インタフェースは、右側面にはヒンジ側から電源端子、HDMI出力端子、USB 3.x Type-A端子、Thunderbolt 4(USB Type-C)端子が並んでいる。

  • 右側面には電源ボタンも配置されている。キーボード面にあるとタッチタイピング時に間違えて押してしまうことがあることを考えると、この位置は助かる

左側面はヒンジ側からセキュリティロックホール、USB 3.x Type-A端子、3.5mm4極イヤホン/マイク端子、microSDメモリーカードスロット、電源スイッチが備わっている。

  • 左側面。Thunderbolt4に対応しているのはうれしい

底面はほぼゴム足のみのフラットな構造。背面を除く3辺の端が斜めになっており、その左右前方にスピーカーが備わっている。

  • 底面はほぼフラット。フロント側左右に配置されたスピーカーは小さく見えるが、鳴らす音はモバイルモデルとは思えない高品質さ

キーボードは前述のとおり、さほどクセのない配置。右側が狭くなっているものの、すぐに慣れる程度。唯一気になるとすれば、カーソルキーの左右の上にPageUpとPageDownがありカーソル操作の際にミスしやすい事くらいだ。

  • 右下のカーソルキー付近は少し打ちづらい。慣れるまではミスがあるかも

電源のACアダプターもコンパクト。かつ軽量なのでモバイル時に持ち歩いて万が一のバッテリー切れに対する不安を解消するのもいい。

  • コンパクトなACアダプター。一緒に持ち歩いても気にならない軽さだ

実際に使ってみた使用感

実際に使ってみた印象をお伝えしよう。持ったときの第一印象は、やはり「軽い」だ。1kg切りという500mlペットボトル2本に満たない重量はかなり軽量感がある。

タイピングの感覚は、ノートであれば十分なレベル。タイプ感も軽快かつクリック感がありしっかりと押せる。

  • 打ちやすいキーボード。個人的には「変換」キーが押しやすい位置にあるのがうれしかった

AV機能もモバイルとしては高いイメージだ。動画配信サービスで映画を見たが、音が軽いといったこともなく聞き取りやすいサウンドが楽しめた。

  • ベゼルが狭いので没入感が高く映像コンテンツを楽しむのに最適だ

各種ファイル操作、原稿執筆、ちょっとした画像編集なども軽快である。このあたりは、さすがは第11世代Intel Coreといったところ。ストレージがNVMe対応 M.2 SSDなこともあるだろう。

ゲームプレイにおいては、ゲーミングPCブランドのLEVEL∞のモデルであるがさすがにタイトルを選ぶ。ゴリゴリの最新3Dはやはりキツい。とはいえ、ライトな2Dメインのゲームはほとんど快適に動作するし、3Dモノでも「Life Is Strange」(2015年発売)といった少し前のゲームなら普通に遊べた。FPSは難しいかもしれない。

  • 数年前の作品だが3Dゲームの傑作「Life Is Strange」。快適に遊べた

モバイルでは重要なバッテリーライフは、スペックシートでは約7.8時間とある。実際に使用してみたところ、満充電でスリープ状態にしてカバンに入れ20分ほど散歩。その後は駆動状態を「より良いバッテリー」でネットでデータを確認しながら文書作成を2時間ほど行った。そして仕事に飽きたのでNetflixのストリーミングでドラマを1時間ほど鑑賞。これでバッテリー残量は85%ほどだった。これならば思う存分外出先で作業ができるだろう。ちなみに、現在は緊急事態宣言発令中のため家の周囲を20分散歩し作業は自宅で行なうという空しい行動であった。本当ならカフェなどでノマド気取りをしたいのだがこの状況ではしかたがなかった。

  • 電源モードは「より良いバッテリーライフ」。文書作成と映画鑑賞くらいならもっと下げても大丈夫だろう

購入時はBTOを活用したい。実際に自分は活用した

BTOに対応しているのもこのモデルの特長である。とはいえモバイルノートなのでそんなにいじれる部分はないし、そもそも基本スペックが高いので変更する必要もほぼない。ただ唯一気になるのがストレージ容量。500GBがデフォルトなのだが、さすがにシステムドライブとして活用しつつデータも入れるとなると心許ない。いや、ゲームをやらなければきっと問題はほぼないのだが、ゲームを実家などでも遊びたいし、AmazonプライムビデオやNetflixで映画をDLして快適に見たいという自分の欲望を考えると、絶対にあったほうがいいなと。実際ストレージはあとからの増設が難しいので、購入時にしておいたほうがいい。マジで。

  • BTOでストレージ容量をアップグレードした。あと個人的な趣味としてOSをWindows 10 HomeからProへ変更している