ホーム画面に用意しておけばアプリの移動先となる「フォルダ」。アプリアイコンで埋め尽くされがちなホーム画面を整理するために、同じジャンルのアプリをまとめておいたり、自分が使いやすいよう利用頻度で分類したり、自由に利用できます。アイコンをドラッグして重ねれば作成できるので、準備に手間はかかりません。

iOSの場合、ホーム画面上のフォルダは「存在はするけれどアプリの分類管理以外には影響しない」存在です。そのため、単数か複数かにかかわらずアプリが入ったフォルダを削除すると、フォルダは削除されるものの中身のアプリはiOSの流儀にのっとり処理されます。

iOS 14では、アイコンを長押しして「Appを削除」を選択すると、その場で完全にアプリを削除するか(Appを削除)、新たに導入された「Appライブラリ」へと移動するか(ホーム画面から取り除く)、選ぶ仕様に変更されました。一方、フォルダに格納されているアプリの場合、選ぶ余地なしにAppライブラリへと移動されます。

つまり、アプリをまとめてAppライブラリへ移動したい場合には、あらかじめ1つのフォルダにまとめておいたものを削除すれば効率的ということになります。Appライブラリ送りにしようかどうか迷うアプリがある場合、「不要かも」などと名前を付けたフォルダで一時的に保管しておき、月に1度などのタイミングで削除すれば、ホーム画面の整理整頓に役立ちそうです。

なお、ホーム画面に保存しておいたSafariブックマークは、フォルダを削除するタイミングでホーム画面へ移動されます。Appライブラリへ移動するわけではなく、フォルダから外れるだけですから、削除する場合はアイコンを長押しして「ブックマークを削除」を実行しましょう。

  • アプリが入ったフォルダを削除すると...