ソフトウェアが提供するなんらかの機能/サービスは、手もとにあるハードウェア上で実行されているもの...という考えかたは過去の話で、いまやパソコン/スマートフォンを問わず、その多くがオンライン(クラウド)で実行されています。iPhoneも状況は同じで、各種機能が集められた「iCloud」や決済機能の「Apple Pay」といったサービスの中核部分はネットワーク上に存在します。

そしてオンラインサービスは、ときどき停止されます。理由はさまざまで、定期保守作業のときもあれば、突発的な事故のときもあります。突き詰めればソフトウェアですから、不具合(バグ)が発見される場合もありますし、ネットワーク機器の物理的な故障が原因という場合もあります。

とはいえ、サービスの状態が定かでないと困ります。原因が自分側にあるのかサービス側にあるのか、問題を切り分けたうえで対策を講じなければならず、そのためにはサービスの状態を調べる手段が必要です。

Appleは、自社が提供するオンラインサービスの状況をWEBで公開しています(リンク)。このページにアクセスして目的のサービスの状態を確認し、停止していればApple側の問題、停止していなければ自分側(iPhoneやネットワーク機器)の問題と判断できます。

サービスの情報は現在進行系だけでなく、最近発生した事象についても時間帯や機能停止の理由が説明されます。昨晩iCloudメールを送信できなかったのはサーバの停止が原因などと理由がわかれば、メールを再送するといった対策の取りようがあるというもの。オンラインサービス周りでなにかおかしい、と感じた場合はシステム状況のページにアクセスしてみましょう。

  • Appleのオンラインサービスがなにかおかしい、そんなときには