ウェザーニューズは2月10日、気候変動によるビジネスへの影響をオフィス、工場、店舗などの拠点に特化して分析、評価する気候変動リスク分析サービス「Climate Impact」の提供を企業向けに開始すると発表した。

  • 気候変動リスク分析サービス「Climate Impact」画面イメージ

同サービスは、RCPシナリオ(温室効果ガスの排出量が、将来どの程度になるかを想定した排出シナリオ)などの気候変動シナリオをもとに、各拠点の気候が2100年までにどのように変化するのかを分析する気候変動シナリオ分析と、気候変動が事業に与えるリスク評価の提供を行う。

気候変動シナリオ分析では、同社独自の解析技術を生かし、企業の拠点ごとに中長期の気候変動の影響分析が可能だという。リスク評価では、過去に発生した災害の事例分析で得られた気象の基準をもとに、大雨による自然災害や、気温上昇による生活への影響および農作物の収量など、気候変動によるリスクを評価するとのことだ。