三陽商会は1月21日、同日開催の臨時取締役会において、希望退職者の募集を行うことを決議したと発表した。

その理由については、同社は2020年4月14日公表の「再生プラン」に従って事業構造改革の推進と事業効率化に取り組んできたが、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響で事業を取り巻く環境が厳しくなったと説明している。

同社は2020年12月21日に退職時に40歳以上の正社員(販売職を除く)を対象とした「セカンドキャリア支援制度」を発表しているが、希望退職制度に移行するとしている。

希望退職の募集人数は150人程度。退職日は2021年3月31日で、優遇措置として、退職者は会社都合として扱い、所定の退職金に加え特別退職金を支給する。 また、希望者には再就職支援会社を通じた再就職支援を行う。