JVCケンウッドは1月14日、ケンウッドブランドの2カメラドライブレコーダー「DRV-MR760」と「DRV-MP760」の2モデルを発表した。音声で写真撮影や表示切り替えなどの操作が可能で、ハンドルから手を離すことなく基本的な操作ができる。

DRV-MR760

「DRV-MR760」は、前方と後方の同時撮影に対応する2カメラドライブレコーダー。2月中旬より発売する。店頭予想価格は35,000円前後(以下、税込)。

各ユニットは、前方用カメラと2インチディスププレイが一体となったメインユニットと、後方撮影用の2ndカメラで構成。センサーなどは、前方用カメラと2ndカメラで共通の性能となっており、撮像素子に1/2.7型カラーCMOSセンサーを内蔵。撮影解像度は1,920×1,080ドット、画角は水平約126度 / 垂直約63度 / 対角約150度となる。HDRに対応し、レンズはF1.8と明るい。

  • 前方と後方の同時撮影が可能な2カメラドライブレコーダー「DRV-MR760」

発声による操作が可能な音声コマンド機能に対応しており、走行中でもハンドルから手を離すことなく基本的な操作が行える。使用できる音声コマンドは、手動撮影を開始する「撮影開始」、静止画撮影を行う「写真撮影」、表示画面を切り替える「表示切替」など。メインユニット底面には、素早く撮影を開始できる「緊急イチ押し撮影ボタン」も備える。

撮影モードは、エンジンのオン/オフと連動して撮影を開始する常時撮影、Gセンサーが衝撃を検知すると自動的に撮影を開始するイベント記録、手動撮影に対応。別売りの車載電源ケーブル「CA-DR100」を使用することで、24時間365日の駐車撮影にも対応する。

運転支援機能は、前方の割り込み運転や後方への急接近時に自動で撮影を開始できる「あおり運転検知機能」を追加。ほかにも、前方衝突警告、車線逸脱警告、発進遅れ警告、リフレッシュ通知といった機能も搭載する。

記録メディアはmicroSDメモリーカード(128GBまで)で、メモリーカードのエラーを未然に防止する「SDカードメンテナンスフリー機能」も搭載。本体サイズはメインユニットがW89×D38.3×H50mm、重さは112g。2ndカメラがW60×D28.6×H25mm、重さは26g。

DRV-MP760

「DRV-MP760」は、前方と車室内の同時撮影に対応する2カメラドライブレコーダー。3月中旬より発売する。店頭予想価格は37,000円。

メインユニットはDRV-MR760と共通で、2ndカメラは水平約152度 / 垂直約80度 / 対角約182度と画角が広くなっている。レンズの明るさもF2.0となり、本体に赤外線LEDを搭載することで光量が少ない夜間でも明るく映像を撮影できる。HDRには対応しない。

  • 前方と車室内の同時撮影が可能な2カメラドライブレコーダー「DRV-MP760」

DRV-MR760では別売りだった車載電源ケーブルが付属するので、駐車撮影が標準で実行可能。本体サイズは、2ndカメラがW44×D30.4×H37.2mm、重さは38g。そのほかの仕様はほぼ共通。