ゼンハイザーは、上位機のドライバーをリファインして搭載したカナル型イヤホン「IE 300」を1月19日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭価格(税込)は41,250円前後を見込む。
同社が2012年発売の「IE 800」で採用していた、7mm径の「ExtraWideBand(XWB)ドライバー」をさらにリファインして搭載。メンブレン・フォイル(振動板)には、内部損失が高く、低共振特性の素材を使用。コンピューター解析と試聴を繰り返して、ノーコーティング&プレーン形状とした。
振動板の前面にはレゾネーター・チャンバーを配置し、ステム内で原理的に発生する、不要な高音域の共振を抑えた。また、振動板の背面にはバック・ボリュームを設け、背面からのはね返りによる副作用を最小限に抑制するという。
高耐久性と低損失性を備えた「gold-plated Fidelity+MMCX」端子を搭載し、リケーブルに対応。ただし、端子周辺部は独自形状のため、他社製ケーブルとの互換性は確認していないという。付属のケーブルはパラアラミド繊維を採用して強度を高めており、イヤーフックも装備。Y型で長さは125cm、入力は金メッキを施したL型ステレオミニ。別売オプションとして2.5mmと4.4mmバランスケーブルも用意する。
周波数帯域は6Hz~20kHz、インピーダンスは16Ω、感度は124dB。重さは4g(ケーブルを除く)。シリコンタイプとフォームタイプ、S/M/Lの各3サイズのイヤーピースや、キャリーケースなどを同梱する。