ゼンハイザージャパンは10月15日、イヤホンのハイエンドモデル「IE 800」、ヘッドホン「MOMENTUM」、ヘッドホンアンプ「HDVD 800」「HDVA 600」を発表した。価格や発売時期などは、現時点では公開されていないが、いずれも年内の発売を目指しているとのことだ。

4製品いずれも、10月27日~28日にスタジアムプレイス青山で開催される「秋のヘッドホン祭り」で展示される。

IE 800

ゼンハイザーイヤホンのフラッグシップモデル「IE 800」

IE 800は、超広帯域で直線性の高いドライバー、低い全高調波歪、人間工学に基づいた楕円形のイヤアダプターの採用などを特徴とする、ゼンハイザーイヤホンのフラッグシップモデル。

形式はダイナミック密閉型で、周波数特性は8Hz~41kHz(-3dB)、5Hz~46.5kHz(-10dB)。音圧レベルは125dB、インピーダンスは16Ω、全高調波歪は0.06%以下となっている。

ケーブルは素材にOFCを採用しており、長さは1.2m。ケーブルを除いた重量は8gだ。ハウジング部分はセラミック製で、2つの保護用メッシュを装備。汚れを防ぎ、クリーニングを容易に行える。

MOMENTUM

密閉型ヘッドホン「MOMENTUM」

MOMENTUMは、ダイナミック密閉型の耳覆いタイプのヘッドホン。金属性イヤーカップと革製のイヤーパッドにより、快適さと耐久性を両立している。

周波数特性は16Hz~22kHz。音圧レベルは110dB、インピーダンスは18Ω、全高調波歪は0.5%以下となっている。最大入力は200mWだ。

コードは着脱式で、標準タイプと、アップル製品用のマイク/リモコン付きの2種類が付属する。長さはいずれも1.4m。コードを除いた重量は約180gだ。

HDVD 800・HDVA 600

ゼンハイザーはつのヘッドホンアンプ「HDVD 800」(左)と「HDVA 600」(右)

HDVD 800とHDVA 600は、ゼンハイザー初のヘッドホンアンプだ。同社のフラッグシップヘッドフォンHD 800、HD 700、HD 650などを開発時のリファレンス用として使用しており、これらとの適合性も高い。

HDVD 800がデジタルアンプで、HDVA 600がアナログアンプ。HDVD 800の入力端子は、アナログのバランス(XLR)、アンバランス(RCA)と、デジタルのSPDIF、AES/EBU(XLR-3)、USB(typeB)を装備。デジタル入力は、最大192kHz/24bitまでに対応している。HDVA 600の入力端子は、バランス(XLR)、アンバランス(RCA)の2系統。

両モデルとも、周波数特性は、0.3Hz~100kHz(-3dB)で、全高調波歪は0.001%以下。サイズはW224×D306×H44mm、重量は2.2kgとなっている。