コロナ禍による“巣ごもり生活”のなかで、「テレビの大画面でネット動画を見る」スタイルに注目が集まっています。パナソニックは12月9日、同社の薄型テレビ「VIERA」シリーズでのネット動画の楽しみ方を紹介するセミナーを報道関係者向けに開催。VIERAならではの高画質・高音質化機能をアピールしました。

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    パナソニックがネット動画ビューイングセミナーを報道関係者向けに開催した

U-NEXTとABEMAの担当者もセミナーに登場し、各サービスの概要や利用者動向、この年末年始に配信するオススメコンテンツなどを説明しました。

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    有機EL VIERAの2020年最新モデル「TH-65HZ2000」(65V型モデル)

パナソニックによれば、VIERAでのテレビ視聴時間とアプリ(ネット動画)視聴時間はこの1年で大きく変化。2019年12月と比べて、2020年4月はテレビ視聴時間が約1.4倍、ネット動画は約1.7倍に増加したそうです。この傾向は2020年11月時点でも続いており、テレビ視聴は約1.6倍、ネット動画は約2倍に伸びたとのこと。

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    コロナ禍でテレビに注目が集まる

コロナ禍での巣ごもり生活と新しい生活スタイルは、「エンタメの中心としてのテレビを再認識させ、自宅でテレビを楽しむエンタメスタイルが定着した」と、パナソニックでは分析しています。ネット動画を配信するサービス側でも、2020年はコロナ禍を背景に利用者が増えたと分析しており、U-NEXTでは30分を超える長尺コンテンツも多く再生されるようになったとのこと。

年末年始はテレビ視聴時間が増える傾向にありますが、2020年末~2021年始はネット動画も含めていつも以上に増えると想定。タブレットやスマホよりも大きなテレビの画面で、家族みんなで楽しむことを提案しており、VIERAなら“ネット動画ビューイング”が快適というわけです。

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    スマホやタブレットではなく、テレビの大画面で“ネット動画ビューイング”を楽しむことを提案

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    迫力ある大画面とサウンドで“ネット動画ビューイング”を楽しむイメージ

パナソニック VIERAは主要な動画配信サービス(Netflix、Amazon Prime Video、YouTube、hulu、U-NEXT、ABEMAなど)をサポートしており、さらに大画面でさまざまなコンテンツを快適に楽しめるよう使い勝手を進化させてきました。2018年以降のモデルでは、進化した「かんたんホーム」や「アレコレチャンネル」といったユーザーインタフェース(UI)を搭載しています。

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    VIERAは主要な動画配信サービスをサポート

ネット動画再生時にも対応するVIERAの高画質・高音質機能として、今回は中〜上位機種で対応している以下の機能を取り上げていました。

  • ヘキサクロマドライブ
    プロの映像制作にも用いられる3次元カラーマネージメント回路(3D-LUT)を駆使した独自の高画質化技術。(液晶・有機ELの)デバイスの特性に応じた画質処理を実現
  • 有機ELディスプレイ
    有機ELのVIERAは、液晶と比べて構造的に光漏れがなく、色の再現性(色純度)が高い
  • 4Kファインリマスターエンジン
    映像を部分ごとに解析して、高精度なアップコンバートを行う技術。4KからHD、SDまであらゆる映像を素材に合わせて高精細化
  • オブジェクト検出 倍速表示
    映像の動き量に応じて、オブジェクトと背景を分けて認識。境界線を破綻させず、輪郭がクリアで滑らかな動きになる
  • アニメの高画質化処理技術
    アニメの画質特性にあわせてノイズリダクションを適用し、階調ノイズやバンディングノイズ(グラデーションの縞模様)を抑える
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    独自の高画質化技術「ヘキサクロマドライブ」

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    有機ELは液晶と仕組みが異なるため、色の再現性が高いという

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    アップコンバート技術「4Kファインリマスターエンジン」

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    4Kファインリマスターエンジンにより、映像素材に合わせて高精細化する

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    オブジェクト検出 倍速表示の概要

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    アニメの高画質化処理技術

サウンド面でも、VIERAの一部機種ではさまざまなこだわりの設計を採用しています。たとえば、有機ELの「HZ2000」「HZ1800」シリーズ、液晶の「HX950」シリーズには、本体背面に上向きに取り付けられたイネーブルドスピーカーを搭載しており、画面の中央にセリフなどの音像を定位させられます。これは別体のサウンドバーをテレビの下に置くよりも効果的とのこと。音の上下の位置をリアルに表現できるメリットもあります。

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    イネーブルドスピーカーの効果

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    イネーブルドスピーカーの有無で音像定位が変化する

hulu、U-NEXT、ABEMAの年末年始のオススメコンテンツも紹介されました。huluは、日本初上陸の海外ドラマをいちはやく見放題で楽しめる「huluプレミア」において、オルダー・ハクスリーのディストピア小説「すばらしい世界」(1932年)を原作とするSFアクション作品『BRAVE NEW WORLD(ブレイブ・ニュー・ワールド)』を12月16日より独占配信スタートします。

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    『BRAVE NEW WORLD(ブレイブ・ニュー・ワールド)』(2020年12月16日独占配信開始)

また、古代インドを舞台にした英雄伝『ポロス』がシーズン4まで配信中ですが、2021年1月11日からシーズン5が始まります。全299話にも達するインド制作の大河ドラマで、有機ELのVIERAでは劇中で印象的な青の美しさを楽しめるとアピールしていました。

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    古代インドを舞台にした英雄伝『ポロス』シーズン5(2021年1月11日配信開始)

U-NEXTは、クリストファー・ノーラン監督による2020年夏の映画『TENET テネット』(2021年1月8日配信開始)、長澤まさみ主演の映画『コンフィデンスマンJP プリンセス編』(2020年12月25日配信開始)などを用意。

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    U-NEXTのサービス概要

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    『TENET テネット』(2021年1月8日配信開始)

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    『コンフィデンスマンJP プリンセス編』(2020年12月25日配信開始)

ABEMAは、東映ビデオと共同製作した映画『アンダードッグ』(配信版)がABEMAプレミアム限定で配信。ほかにも、『鬼滅の刃』一挙放送や『呪術廻戦』、『ドラえもん』などの人気アニメ作品、有料で視聴できるサザンオールスターズや福山雅治、日向坂46などのPPV(ペイ・パー・ビュー)オンラインライブなどをラインナップしています。

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    ABEMAのサービス概要

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    ABEMAプレミアム限定で配信予定の『アンダードッグ』

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    サザンオールスターズや福山雅治、LDH、日向坂46のPPVオンラインライブを年末に予定している