iPhoneにかぎらず、スマートフォン/パソコンのシステム・ソフトウェア(OS)にアップデートはつきものです。逆にいうと、アップデートがなければ機能の追加も不具合修正もなく、そのOSはサポートが終了されたも同然ということになります。
iPhoneは、iOS 12のときから自動アップデート機能を提供しています。iOS 14では、「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」→「自動アップデート」の順に画面を開き、「iOSアップデートをダウンロード」と「iOSアップデートをインストール」の2つのスイッチをオンにしておけば、アップデートの配布が開始されると自動的にダウンロードとインストールが行われるようになります。
アップデートのダウンロードが完了してインストールが可能な状態になると、システムは「iOS 14.xは使用可能で、今夜インストールされます」という通知を繰り返し発信します。インストールはWi-Fi接続および充電状態のとき深夜に自動処理される仕様のため、ユーザに準備を促しているというわけです。
そのまま進めて問題ないのであれば、通知されたとおりWi-Fiがある環境で充電状態にしておくだけのことですが、今夜はマズいからまた後日、というときもあるはず。そんな場合は、自動アップデートをキャンセルしましょう。
操作はかんたん、まずは「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」→「自動アップデート」の順に画面を開き、「iOSアップデートをインストール」スイッチをオフにします。「自動アップデートをオフにしますか?」と訊ねられるので、「"夜間にインストール"をキャンセル」をタップすれば、実行予定のインストールは取り消されます。今夜はアップデートできる、というときはスイッチをオンに戻せば、再びダウンロードとインストールが自動的に行われるようになります。