米Parallelsは10月20日(現地時間)、Chromebook Enterprise上で直接Windowsを実行できるソフトウェア「Parallels Desktop for Chromebook Enterprise」をリリースした。価格は1ユーザーあたり69.99ドル。5ユーザーで利用できる1カ月の無償フリートライアルも用意する。

  • Parallels、Chromebook上でWindowsを実行する仮想化ソリューション

    「Parallels Desktop for Chromebook Enterprise」

Chrome OS上でWindowsを起動し、両方のOSで動作するアプリケーションをシームレスに実行可能な仮想化ソリューション。テキストや画像のコピー&ペーストの他、Chrome OS上の共有プリンターの使用など高い利便性を実現し、昨今企業での導入が増えるChrome OS搭載デバイスの導入を推し進めることができるとしている。搭載する主要な機能は以下の通り。

  • Windowsのサスペンドとレジューム
  • Chromebookのマウスやタッチパネル、キーボード操作によるWindowsアプリの操作
  • マウスカーソルの同期
  • WindowsのサウンドをChromebookで再生
  • NVMeドライバーよりも高速なディスクパフォーマンス
  • VPNを含むネットワーク接続
  • クリップボードの共有
  • ユーザープロファイルの共有
  • カスタムフォルダーの共有
  • Windows画面解像度の動的な変更
  • Windowsのフルスクリーン表示
  • Webリンクを自動的にWindows内のブラウザーで開く
  • Windowsアプリケーションを関連付け、Chrome OS上でファイルを開く
  • Chrome OSで利用できるプリンターをWindowsと共有

今後の製品アップデートでカメラやマイク、USBデバイスのサポートなど機能のアップデートを予定する。推奨ハードウェアの要件はIntel Core i5以上のプロセッサ、16GB以上のメモリ、128GB以上のSSD。