ラインナップについては、iPhone 12 Pro(6.7インチ、6.1インチ)、iPhone 12 (6.1インチ)、iPhone 12 mini (5.4インチ)の3種類 (4モデル)が登場するというリーク情報で予想が固まってきた。ここ2年間、噂になり続けていた4モデル化。しかし、今年は4月にiPhone SEの新型も登場しており、さらに4モデルが加わるとしたらラインナップが複雑になる。

iPhone 11やiPhone SEがiPhone 11 Proと同じA13プロセッサを搭載しているように、ラインナップを広げてもスマートフォンの体験の核となる部分についてAppleは最新の技術にこだわる。Kang氏のレポートによると、4モデル全てがSuper Retina XDRディスプレイを搭載し、Dolby Visionに対応する輝度レンジの撮影をサポートする。これらが本当ならサプライズだ。全てのモデルがOLEDになるという噂は早くから飛び交っていたが、miniのようなモデルには旧世代のパネル (Super Retina)を使ってコストを抑えそうなものだ。Dolby Visionに関しては、ウワサの段階で想像が膨らむし、A14に対する期待が高まる。

  • 1年前のiPhone発表イベントでは「iPhone 11」がProモデルと同じA13を搭載したことが話題に

全モデルが5G対応と見られているが、「サブ6GHz」に加えて「ミリ波」も利用できるのは「米国のみ」「米国/日本/韓国のみ」「iPhone 12 Pro Maxのみ」など諸説ある。低速だけどカバー範囲が広い「サブ6GHz」から5Gサービスの普及を図るキャリアがほとんどだが、米国では3大キャリアの1つであるVerizonが「ミリ波」(高速だけど、直進性高くて広範囲をカバーできない)から展開しているなど、5G元年の難しさがある。

様々なウワサから有力説を紹介すると、iPhone 12 Proは筐体がステンレス、新色のブルーが用意される。広角/超広角/望遠の3カメラ+LiDARを搭載、7枚レンズが採用されている。iPhone 12 Pro Maxモデルはより大きなカメラセンサーを装備し、光学ズーム倍率が大きくなる。iPhone 12とiPhone 12 miniは広角と超広角のデュアルカメラで、筐体はアルミニウム。

  • 新デザインは、iPad ProやiPad Airと同じように丸みのあった側面がフラットになり、6.7インチでもよりホールドしやすくなると期待されている

今年はデザイン刷新の年になると見られていて、iPad Proのように側面がフラットになるという説でまとまっている。Kang氏が、Qi対応のワイヤレス充電が「MagSafe」という15Wの充電方法に対応すると予測している。MagSafeと言えば、Macに採用されていたマグネットを利用した充電/給電方法である。マグネット+ワイヤレスだとしたら、Apple Watchのような充電方法だろうか。そしてAppleがMagSafeチャージャー、MagSafe Duoチャージャーを提供すると伝えている。