シチズン時計は10月22日に、同社の腕時計ブランドで最高峰となる「The CITIZEN(ザ・シチズン)」の限定モデルを発売する。価格は358,000円(税込)、限定350本。
今回の限定モデル「AQ4070-05A」は、2020年でブランド誕生20周年を迎えたザ・シチズンの記念モデル第2弾。ザ・シチズンの25周年記念モデル第1弾では金箔を散らした土佐和紙の文字板を採用していたが、第2弾ではプラチナ箔を施した土佐和紙の文字板を採用している。
第1弾と同じく、千年の歴史を持ち世界でもっとも薄い和紙といわれる「土佐典具帖紙(とさてんぐじょうし)」だ。この和紙に、日本の伝統的な技法「砂子蒔き(すなごまき)」によって、プラチナ箔を雪のように舞い散らせた。和紙とプラチナが柔らかい表情を奏で、職人が手作業で1本ずつ砂子蒔きを施しているため、1本ごとに仕上がりが異なる。
ケース素材はチタンで、シチズン独自の表面硬化技術「デュラテクトプラチナ」を加えている。柔らかい金属のプラチナを使いつつも硬度を高め、透明感のある明るい風合いが特徴。「間接照明の空間や暗がりの場所でひときわ美しく腕時計を輝かせる」としている。
クオーツムーブメントの「Cal.A060」は、年差が±5秒という高精度。2100年2月28日までのパーペチュアルカレンダーや、自動の針ズレ調整機能、定期的な電池交換が不要な光発電「エコ・ドライブ」といった機能を備える。
裏ぶたには「25th Anniversary」とシリアルナンバーを刻印し、限定ボックスにセット。また、シチズンの自信や高精度の証として、文字板の6時位置とりゅうずに「イーグルマーク」、裏ぶた中央に「イーグルマーク」のメダリオンをあしらっている。
そのほか、ケースサイズは径38.3×厚さ12.2mm(設計値)、風防は両面無反射コーティングのサファイアガラス、バンド素材はワニ革、防水性能は10気圧。