デル・テクノロジーズは9月28日、VMware HCIソフトウェアならびにTanzuと「Dell EMC VxRail」の統合ソリューション「VMware Tanzu on Dell EMC VxRail(以下Tanzu on VxRail)」を発表した。

価格は個別見積りで、2020年10月1日より提供される。

  • 「VMware Tanzu on Dell EMC VxRail」

VMware Tanzuは3月10日、Kubernetesを中心に据えたモダンアプリケーションのための統合プラットフォームで、今年の3月に発表された。

「VxRail」は、vSphere with Tanzuを実行するための複数の統合HCI(ハイパーコンバージドインフラストラクチャー)オプションを提供し、「Kubernetes at Cloud Speed」の 展開を可能にする。

vSANおよびvSphereの最新リリースでは、ストレージの効率、セキュリティー、ファイル サービスなどの機能が強化され、HCIのメッシュ機能では、複数のクラスター間でストレージ リソースを共有することが可能になる。メッシュ機能によって、そのクラスターの余っている容量を別のクラスターで活用することができる。

また、「VxRail HCI System Software」によるSaaSのマルチ クラスター管理と予測可能な容量分析を利用することにより全クラスターの容量の利用状況を追跡管理し、メッシュ機能の最も効率的な活用法を判断し、ワークロードのパフォーマンスを最適化できるという。

そのほか、vSANの「Compression only」(圧縮専用)オプション、SMB v2.1およびv3を通じたWindowsファイルの共有、セキュリティーの新機能(vSAN In-transit Encryption(転送時暗号化)および Secure Disk Wipe(セキュアなディスク消去))などの機能が強化されている。