電通は9月23日、同社のビジネスデザインの専門組織である電通ビジネスデザインスクエアが、従業員調査の自由回答をAIで瞬時に分析し、多角的な視点で課題を可視化するダッシュボード「VoiScope(ボイスコープ)」を開発したことを発表した。

  • VoiScope分析イメージ

    VoiScope分析イメージ

VoiScopeを活用することで、既存の従業員調査の自由回答をAIで自動的に分類し、多角的な観点で分析、素早く企業の状態を俯瞰することが可能となる。

大量の自由回答をより深く分析することで、得られる発見が飛躍的に増えるだけでなく、調査自体の設問数を減らして従業員の負担を緩和できるほか、過去調査を読み込ませて時系列で分析したり、VoiScope用にオリジナルの調査を設計したりすることも可能だという。

  • VoiScope画面イメージ

    VoiScope画面イメージ

自由回答をAIで定量化することで、「事業戦略」「上司」「給与」などに分類された意見カテゴリーごとのネガポジ比較、部署別・属性別の比較が可能となり、組織の強みや、組織に潜む課題を把握できるという。

新規事業や新たな人事施策などの取り組みの結果、従業員がどういったことを感じているかをモニタリングし、次の施策の改善につなげることができるとしている。