エプソンは9月17日、ドキュメントスキャナの新製品として、A4モデル「DS-571W」「DS-531」を発表した。両面35枚/分の高速スキャンに対応した高性能モデルで、ホチキス留めの用紙を検知してスキャンを止め、原稿の破損を防ぐ安心機能を搭載する。ともに11月中旬に発売する。

DS-571W

DS-571Wは、A4用紙をスキャンできるシートフィードタイプのドキュメントスキャナ。直販価格は44,500円(以下、税込)。

  • 両面35枚/分の高速スキャンに対応した「DS-571W」

2基のカラーCISセンサーを内蔵し、両面同時読み取りが可能。光源はRGB3色LEDを採用する。光学解像度は600dpi×600dpiで、スキャン速度は35枚/分と高速。対応用紙は薄紙からプラスチックカードまでと幅広く、スキャン作業をこれ1台に集約できる。ADFには最大50枚のA4原稿をセット可能。スキャン中に原稿の継ぎ足しも行える。

給紙時の重送を検知する「重送検知機能」や、状態の悪い原稿を速度を落として読み取る「低速モード」を備え、検知機能で給紙時の歪みや斜行を防止する「原稿保護機能」を搭載。ホッチキスで留めてある原稿などは、給紙すると自動で読み込みを停止する。ガラス面の汚れを検知して清掃するように通知する「ガラス面汚れ検知」機能も搭載する。

アプリ「Document Capture Pro Ver.3.0」も標準で付属。スキャンする目的に合わせて、「ジョブスキャンモード」と「シンプルスキャンモード」を選択可能。「ジョブスキャンモード」では、スキャン / 保存 / 転送の一連の流れを「ジョブ」として登録し、定型業務を効率化。「シンプルスキャンモード」は、操作のステップを表示して迷うことなくスキャンを行うためのモード。

インタフェースはUSB 3.0とIEEE802.11b/g/n無線LAN。スマートフォン用アプリ「Epson Smart Panel」を使うことで、PCを使うことなくスマートフォンから直接スキャンが行える。本体サイズはW296×D610×H319mm(使用時)、重さは約3.7kg。

DS-531

DS-531は、DS-571Wから無線LAN機能を省略したモデル。直販価格は38,500円。そのほかの仕様はDS-571Wとほぼ共通。

  • Wi-Fiを省略して価格を抑えた「DS-531」