EIZOは9月17日、37.5型ウルトラワイド曲面液晶ディスプレイ「FlexScan EV3895」を発表した。ブラックとホワイトの2色を用意。10月16日に発売する。価格はオープンで、EIZOダイレクトの参考価格は209,000円(税込)。EIZOとしては初の曲面ウルトラワイド液晶ディスプレイとなる。

  • 37.5型ウルトラワイド曲面液晶ディスプレイ「FlexScan EV3895」

    37.5型ウルトラワイド曲面液晶ディスプレイ「FlexScan EV3895」

アスペクト比が24:10で、解像度が3,840×1,600ドットのウルトラワイド液晶ディスプレイ。画面サイズが37.5型のIPS液晶パネルを採用する。ユーザーを中心に画面が緩やかに湾曲しており、横長の大画面ながら画面端まで見やすい設計となっている。

  • ホワイト

  • ブラック

  • 上部と左右の3辺フレームレスデザイン。下部フレームの左右にスピーカー穴を配置し、正対したときに音の聞こえ方が自然

USB Type-Cでの接続(映像入力)が可能で、ノートPCとUSB Type-C接続することでドッキングステーションとしての役割も果たす。搭載ポート類は、USB Type-A×4基、有線LAN×1基。ノートPCなどへの最大85W給電能力も備える(USB Type-C、USB Power Delivery)。USB Type-C接続ではない場合でも、USB Type-B(アップストリーム)ポートを使うことでUSBハブ機能を利用可能だ。

また、USB Type-Aポートに接続した1組のキーボード・マウス・ヘッドセットなどを、最大3台のPCで切り替えながら使えるKVM(Keyboard-Video-Mouse)機能も搭載。本体前面のスイッチ操作で手軽に切り替えられる。

  • 背面のインタフェース類

表示機能は、複数のPCの映像を同時表示するピクチャー・バイ・ピクチャーに対応。広い画面領域を活かして入力情報を1画面に集約できる。表示するウィンドウを簡単に切り替えられる「Main Window Swap機能」も搭載。きょう体は3辺フレームレスデザインで、ケーブルをまとめられる専用のカバーも付属する。

  • 背面中央(スタンド軸の左右)、各種コネクタが内向きに配置されている。スタンドのホルダーを通してケーブルを接続しやすく、背面のケーブル類をすっきりまとめられる

そのほか、「Auto EcoView」と「EcoView Optimizer 2」による明るさの自動調整機能、ブルーライトを約80%カットする機能、ちらつきの完全カットなど、消費電力を削減し眼精疲労にも配慮している。

主な仕様は、視野角が水平垂直とも178度、輝度が300cd/平方メートル、コントラスト比が1,000:1。映像入力インタフェースは、USB Type-C×1、HDMI×2、DisplayPort×1。スタンドは、上35度・下5度のチルト、70度のスイーベル、192.7mmの高さ調節が可能。本体サイズはW893.9×D240×H411~603.7mm、重さは約13.2kg。