EIZOは7月16日、USB Type-CケーブルだけでPCと接続できる液晶ディスプレイとして、27型モデル「FlexScan EV2795」と24.1型モデル「FlexScan EV2495」を発表した。価格はオープン。

FlexScan EV2795

FlexScan EV2795は、画面サイズが27型のIPS液晶ディスプレイ。8月28日に発売する。直販価格は93,500円(税込)。

  • 27型「FlexScan EV2795」

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解像度は2,560×1,440ドットで、USB Type-Cケーブルでの接続に対応。USB Type-Cで利用する場合、ディスプレイ同士のデイジーチェーンが可能になり、ノートPCでも手軽にマルチディスプレイ環境を構築できる。接続しているノートPCへは最大70Wで給電でき(USB PD対応、アップストリーム側)、ノートPCにACアダプタを接続する必要がなくなる。そのほか映像入力インタフェースとして、HDMI×1、DisplayPort×1を装備。

各種インタフェースが充実しており、ドッキングステーションとしての機能も持つ。EIZOの液晶ディスプレイとして初めて、1000BASE-T有線LANポート×1基を搭載したほか、USB 3.1 Gen1ハブポート×4基(USB Type-A×3、USB Type-C×1)を備える。

USBハブはKVM(Keyboard-Video-Mouse)をサポート。FlexScan EV2795にキーボードとマウス、2台のPCを接続すると、2台のPC間で1組のキーボードとマウス、FlexScan EV2795の画面を切り替えて使える。FlexScan EV2795の有線LANも切り替え対象だ。また、USBハブのダウンストリーム側は、15W USB PD給電が可能。

  • インタフェース類

EIZOは「ケーブル1本、即集中モード」をうたっており、「ノートPCからの映像出力」「ノートPCへの給電」「ノートPCに有線LANとUSBハブを追加」を、USB Type-Cケーブル1本で実現。ただしこれには、FlexScan EV2795をつなぐノートPC側のUSB Type-Cポート×1基が、映像出力、USB PD電源入力、データ転送に対応している必要がある。EIZOでは各種の互換性情報を公開しており、参考にしてほしい。

そのほか、画面の明るさの自動調整機能、ブルーライトを約80%カットする機能、アンチグレア画面による画面の映り込み防止など。消費電力削減と疲れ目対策も講じている。

主な仕様は、視野角が水平垂直とも178度、輝度が350cd/平方メートル、コントラスト比が1,000:1。スタンドの可動域は、上35度・下5度のチルト、左右344度のスイーベル、176.6mmの高さ調節、90度のピボット。VESA 100mmマウントに対応する。本体サイズはW611.4×D230×H368.6~545.2mm、重さは約8.5kg。

  • 狭額ベゼルのフレームレスデザインでマルチモニタに向く

FlexScan EV2495

FlexScan EV2495は、画面サイズが24.1型のモデル。9月25日の発売、直販価格は72,600円。解像度は1,920×1,200ドットのフルHDで、スタンドの高さ調整は182.3mm。本体サイズはW531×D230×H356.1~538.4mm、重さは約7.6kg。その他の仕様はほぼ共通。