東芝ライフスタイルは9月10日、洗濯機「ZABOON(ザブーン)」シリーズの新モデルとして、縦型の全自動洗濯機「AW-12XD9」と「AW-10SD9」を発表した。強化ガラスを採用した「フルガラストップデザイン」を採用しており、カラーはグレインブラウン、グランホワイト。
10月下旬に発売し、価格はオープン。推定市場価格(税別)は、洗濯容量が12kgの「AW-12XD9」が200,000円前後、洗濯容量が10kgの「AW-10SD9」が160,000円前後。
ZABOONシリーズは、目に見えないナノサイズの泡「ウルトラファインバブル」を使った洗浄機能が特徴。ウルトラファインバブルと洗剤を効率よく混ぜることで、黄ばみの原因となる皮脂汚れなどを繊維の奥からしっかり落とす。すすぎでは、繊維の奥に残った洗剤をすすぎの回数や水量を増やすことなく取り除き、柔軟剤成分を繊維の奥に届けるとしている。
さらに、Ag+(銀イオン)抗菌成分が溶け出した洗濯水「Ag+抗菌水」が、繊維のすき間に入り込んで衣類に浸透。洗う度に抗菌し、衣類で雑菌が繁殖するのを抑制する。
ウルトラファインバブル洗浄とAg+抗菌水を合わせて、東芝ライフスタイルは「抗菌ウルトラファインバブル洗浄W」としており、ドラム式洗濯乾燥機などで好評の機能だ。今回の新製品では、全自動洗濯機で初めて「抗菌ウルトラファインバブル洗浄W」を搭載した。
洗剤自動投入機能を利用した「自動2度洗いコース」
液体洗剤・柔軟剤の自動投入機能も、東芝ライフスタイルの全自動洗濯機では初めて搭載。タンク容量は液体洗剤が約400ml、柔軟剤が約500mlだ。目盛り付きの窓があるため、洗剤・柔軟剤の残量や、補充する時期をひと目で確認できる。密閉タンク構造にしたことで、液体洗剤や柔軟剤の蒸発を防ぐ。タンクは自立するため、お手入れのときにも置き場所に困らない。
さらに、液体洗剤・柔軟剤の自動投入機能を利用して、新たに搭載したのが「自動2度洗いコース」だ。1度めの洗いで汚れた洗濯水を排水・脱水し、新たに洗剤を自動投入してもう1度洗う。洗濯中の衣類に汚れが再付着するのを防ぎ、つけ置きが必要な泥汚れといったガンコ汚れも、約3kgを約60分できれいに洗い上げるとしている。このほか、洗い分けしたい衣類の洗濯などに便利な「スピードコース」は、運転時間を短縮。2kgの衣類を約15分で洗う。
AW-12XD9の洗濯容量は12kg、本体サイズは幅637×奥行き642×高さ1,051mm、重さは約50kg。洗濯目安時間は43分、標準使用水量は約139L。
AW-10SD9の洗濯容量は10kg、本体サイズは幅637×奥行き642×高さ986mm、重さは約48kg。洗濯目安時間は35分、標準使用水量は約119L。