セイコーウオッチの高級時計ブランド「グランドセイコー」は、2020年でブランド誕生から60周年を迎えた。この60周年を記念した数々のモデルが登場しているが、新たな限定モデルが加わる。
60周年記念モデルの新作(SBGR321)は、グランドセイコーの時計を製造している岩手県の「グランドセイコースタジオ 雫石」から近い、八幡平からのぞむ岩手山の朝焼けをイメージした機械式の3針モデル。9月26日発売で世界限定2,500本、価格は550,000円(税別)。
最大の見どころは、サファイアガラスのシースルーバックから見るメカニカルムーブメント。チタン素材に陽極酸化被膜を施した鮮やかなブルーの回転軸と、サファイアガラス内側外周部の真っ赤な差し色によって、岩手山の朝焼けや赤に染まる朝焼け雲を表現している。
ダイヤルには「グランドセイコーブルー」を用い、秒針先端の赤によってグランドセイコーのモノつくりへの情熱を込めた。ケースバックには「LIMITED EDITION」とシリアルナンバーを記し、グランドセイコーを象徴する獅子の紋章を収めている。
ケースとバンドの素材はステンレススチール、ケースサイズが外径40mm×厚さ13mm、風防は内面無反射コーティングのデュアルカーブサファイアガラス、防水性能は10気圧。自動巻き機械式ムーブメント「9S65」のパワーリザーブは約72時間。