パナソニックは8月31日、遠隔データ消去サービス「TRUST DELETE Biz パナソニック版 Plus / Wi-Fi」の機能強化版を発表した。同日販売開始し、価格はTRUST DELETE Biz パナソニック版 Plusが年額8,400円、月額700円。同Wi-Fiが年額4.200円、月額350円(いずれも税別)。
同社が2012年から「TRUSTDELETE Biz(パナソニック版)」として提供してきた遠隔データ消去サービスの機能強化版。同サービスは契約内容に応じて、PCの電源がオフの状態でもシステムのリモート削除やロック、遠隔制御などが行える。
今回リリースされる機能強化版では、基本機能を引き継いだ「TRUST DELETE Biz パナソニック版 Plus」と、新たにラインナップされた「TRUST DELETE Biz パナソニック版 Wi-Fi」の2つから、より適切なサービスを選択できるようになった。
TRUST DELETE Biz パナソニック版 Plusは、ワイヤレスWANに対応したレッツノート向けサービス。PC内蔵の遠隔消去プログラムとしては初めて、ADECによる「データ適正消去実行証明書」の発行が行える。証明書の発行は1台につき年間2回まで。対象PCを廃棄する際のデータ消去証明の利用にも対応する。
また、24時間対応のコールセンターと提携し、会社の担当者を介さずに緊急時のデータ消去・ロックが行えるようになった。
新たに追加された「TRUST DELETE Biz パナソニック版 Wi-Fi」は、Wi-Fiのみ搭載するレッツノート向けの普及価格帯サービス。Plusで提供しているADEC証明書の発行や24時間コールセンター対応などは付帯していないが、リモート消去・ロック、位置特定、ステータスレポート発行など基本的な機能が利用できる。
なお、TRUST DELETE Biz パナソニック版 Wi-Fiでは、リモート消去やロックはPCのネット接続時に発動。また、位置特定はWindows動作中のみ対応可能となる。