コロナ禍で制限された商環境のなか、ニーズをとらえたIT技術活用サービスが進化している。サイバネットシステムは27日、工作機械など大型産業機器のAR活用オンライン商談支援サービスの提供開始を発表した。

同社のARコンテンツ配信システム「cybARnet」を通じて提供されるサービスは、展示会やトライアルでの利用など限られた形でしか体感できなかった産業機器製品のリモートでの商談をサポートするもの。大容量3DCADデータのCG化などAR/VR分野の事業展開も行う同社の技術が使われており、Web上での配置やオンライン会議などでも活用できる。

公開されているデモ動画では、担当者が平面にプリントされたデータをタブレットで撮影するだけで、機械の細部やサイズ感を把握できる3DCGが出現。360度回転させ、検証し齟齬が無いかを確認するなど、取り回しが難しい産業機械のプレゼンテーションを可能としている。