カシオ計算機は8月19日、ラベルライター「Lateco(ラテコ)」の新モデルとなる「EC-P10」を発表した。9月4日に発売する。価格はオープン、推定市場価格は12,800円前後(税別)。

  • カシオのラベルライター「Lateco」シリーズ、新モデルの「EC-P10」

EC-P10は、PCやスマートフォンで作成したラベルを印刷するラベルライター。既存モデルの「EC-K10」は本体にキーボードを備え、本体だけでラベル作成と印刷が完結するスタイルだったが、今回のEC-P10はラベルのデザインは専用アプリで作成する。EC-P10の本体にキーボードはない。

ラベルのデザインには専用アプリ「LABEL DESIGN MAKER」を使う。アプリはPC版とスマートフォン版を用意し、カテゴリ別に多くのサンプルを収録。サンプルを応用してラベルをデザインしたりと、自由なラベル作りが行える。

  • 本体はそれなりのサイズ

  • PC用の専用アプリ「LABEL DESIGN MAKER」(画面イメージ)

対応テープ幅は新たに24mmサイズに対応。従来の6mm・9mm・12mm・18mm幅テープも引き続き使える。テープ先頭の余白を抑える巻き戻し機構を備え、印刷開始時に発生していた余白を最小3mmまで減らした。

テープの糊(のり)は、強粘着ながら剥がしても残りにくい仕様。テープ部分のみに切り込みを入れ、台紙からテープを剥がしやすくするハーフカット機能も搭載する。テープは内部のみを交換する詰め替え方式で、カートリッジを繰り返し使用できることから、プラスチックゴミが出にくい。

  • 印刷スタート時の余白はムダになりがちだが、この余白を3mmまで減らしている

  • ハーフカット機能

印刷方式はダイレクトサーマル方式で、解像度は200dpi。印刷速度は最大20mm/秒。インタフェースはUSBとIEEE802.11b/g/n無線LAN(2.4GHz)。本体サイズはW66×D191×H146mm、重さは約690g。