シャープは8月17日、ローカル5Gに対応したルータの試作機を開発し、ローカル5Gの実証実験やネットワーク検証用として、2020年9月以降に提供を開始すると発表した。

  • ローカル5G対応ルーター

  • ローカル5G対応ルーターの主な仕様　※通信速度は送信受信それぞれ、ある設定条件での理論値

同機は、受信時最大約3Gbps／送信時最大約600Mbpsの超高速データ通信を実現しており、同機を介してカメラやFA機器、各種センサーなどを無線または有線でローカル5Gのネットワークに接続することで、大容量データを超高速で伝送することが可能になる。

また、Wi-Fi 6に対応しているほか、2.5GBASE-TのLANポートやUSB3.0を搭載するなど、無線、有線ともに接続機能が充実しており、無線と有線の同時使用も可能。

さらに、ローカル5Gの周波数として2019年12月に制度化された「28.2-28.3GHz」に加え、今後の割当てが検討されている「28.3-29.1GHz」「4.6-4.9GHz」にも対応しており、周波数の拡大も見据えている。