プラネックスコミュニケーションズは7月22日、監視・見守りネットワークカメラ「スマカメ」シリーズをライブ配信に利用可能にする「スマカメWebcamツール」を無償提供する。このソフトウェアはWindows向けのもので、本日より提供開始される。

  • 「スマカメWebcamツール」

    「スマカメWebcamツール」

「スマカメWebcamツール」は、同社のネットワークカメラ「スマカメ」で撮影した映像を、YouTubeのライブ配信やZoom、Google Meetなどのオンライン会議で使用できるようにするWindows版ソフトウェアだ。

ライブ配信を行う場合、パソコンにUSB接続したWebカメラなどを利用するのが一般的だが、その撮影設備で屋外や高所、遠隔地などの映像を配信することは容易ではない。

「スマカメ」シリーズには屋外の設置に適した防水・防滴対応の機種やLANケーブルで電源供給が可能なPoE(Power over Ethernet)に対応した機種など、設置の自由度が高い製品がラインナップされているため、ビルの屋上や駐車場など風雨が避けられない場所や高所などの映像配信ニーズに対応する。

同社カメラによるライブ配信の想定シーンとしては、「豪雨による河川の増水状況のライブ配信」や「三密を避けるための公共施設・店舗の混雑状況のライブ配信」、「道路の渋滞状況のライブ配信」、「建設現場などの進捗状況を把握するためのライブ配信」などが挙げられている。

対応OSはWindows7/8/8.1/10、32bit版と64bit版を提供する。動作確認済みのアプリケーションは、Zoom、LINE、デスクトップ用Skype for Windows、Cisco WebEx、YouTube、Google Meet、Microsoft Teams(※「Skype for Windows 10」には非対応)。

  • ネットワークカメラ「スマカメ」

    ネットワークカメラ「スマカメ」

なお、同ツールが利用可能な「スマカメ」機種は以下の通り。

■「スマカメWebcamツール」対応機種

CS-QR10/CS-QR20/CS-QR22/CS-QR30/CS-QR220/CS-QR300/CS-QR30F/CS-QR100F
CS-QV60F/CS-QV40B/CS-QV360C
CS-QP50F/CS-QP80F
CS-QS10/CS-QS20/CS-QS30/CS-QS50-LTE/CS-QS11-180