アイ・オー・データ機器は、4Kパススルー対応 iPad連動型ストリーミングボックス「GV-LSMIXER/I」を7月22日に発売する。市場想定価格は116,000円(税別)。
「GV-LSMIXER/I」は、iPadの専用アプリ「LIVEACROSS」を使って、直感的なタッチ操作でセミナー映像やゲーム実況などのライブ配信を行えるストリーミング用デバイス。ビデオキャプチャー、ビデオスイッチャー、 オーディオミキサー、配信エンコーダー機能といった配信に必要な機能をすべて搭載した“オールインワン”のアイテムだ。
ライブ配信を行うために必要な事前の準備は、iPadや入力ソースの機材を「GV-LSMIXER/I」と接続するだけ。「GV-LSMIXER/I」本体にLANを搭載しているため、インターネットと接続したPCなどを用意しなくても、ゲーム機やビデオカメラ、PCから取り込んだ入力映像を、YouTube、Twitch、niconicoといった動画配信サービスへダイレクトに配信できる。なお、同時に配信できるのは2つのサービスまで。配信形式は、RTMP、RTMPS形式に対応する。
また、「GV-LSMIXER/I」には「4Kパススルー機能」を搭載。自分がプレイするためのゲーム画面や、セミナー会場における資料映像などを、配信とは別の画面として、ディスプレイに高画質出力できる。
ライブ配信する画面のレイアウトは、あらかじめセッティングしておいた最大8つのシーンから、iPadの画面タッチによって、すばやくスイッチング可能だ。対応する番号が書かれた本体のボタン操作でも切り替えられる。
レイアウトのカスタマイズは、iPadのアプリ上で行う。画面の四隅を動かしてサイズを調整したり、ドラッグしながら表示レイアウト位置を移動させたりと、iPad画面の直感的な操作で、自分なりの配信画面をカスタマイズできるのも魅力だ。
保存したプロファイルはiPadに保存しておけるので、配信の前にあらかじめiPadでレイアウトをしっかりと作りこんでおくことも可能。また、画面配置のカスタマイズが苦手な人向けに、そのまま配信できる5つのシーンテンプレートを用意する。
さらに、オーディオミキシング機能も搭載。iPad画面に映し出された音量調節レバーを動かすだけなので、操作も簡単だ。
対応する端末は、iOS 11.0以降のOSをインストールしているiPad。iPadを給電しながら使いたい場合は、「Lightning – USB 3カメラアダプター(Lightning端子用、 給電機能あり)」などのApple社製アダプター(別売り)が必要だ。録画機能は搭載しない。
入力端子は、HDMI×3、Stereo RCA×1、MIC 6.5mm×1。出力端子は、HDMI×2、イヤホン端子 3.5mm、ステレオミニジャック×1。本体サイズはW289×D190×H91mm、重さ約2.0kg。2020年8月下旬の出荷を予定する。