電車で移動中、スマートフォンのゲームに熱中する人をよく見かけます。いけないこととは承知しつつも横目で見れば、妙齢の女性が意外なアクションゲームをやっていて、しかも抜群に上手だったり。どう見ても小学生が麻雀をやっていたり。年齢いろいろ好みもいろいろ、ゲームがいい気分転換になることの証拠なのかもしれません。
それにしても、ゲームの途中で気が削がれるのはイヤなものですよね。混雑して快適とはいえない移動時間、せめて好きなゲームに集中したいという気持ちはよくわかります。では、どうすれば集中できるのでしょう?
取るべき対策のひとつが「おやすみモード」。そもそもの目的は安眠妨害になりかねない着信や通知を一時的に無効化する機能ですが、ゲームに集中する目的にも役立ちます。着信は「誰も許可しない」、通知は「常に知らせない」設定にしておけば、おやすみモードを有効にしている間は電話が鳴らず、通知で画面を塞ぐこともなくなります。
コントロールセンターの無効化も効果的です。『設定』→「コントロールセンター」の順に画面を開き、「App使用中のアクセス」スイッチをオフにしておけば、アプリ利用中気付かぬまま画面右上に触れてしまい、コントロールセンターが表示されてしまう、というトラブルを防止できます。
それでも不十分と感じる場合は、アクセスガイドを設定しましょう。『設定』→「アクセシビリティ」→「アクセスガイド」の順に画面を開き、「アクセスガイド」スイッチをオンにしましょう。「パスコード設定」をタップしてパスコードを登録すれば準備は完了です。
あとは、好きなゲームアプリを起動した状態でサイドボタンを3回続けて押し、現れたメニューで「アクセスガイド」を選択、次の画面で「開始」をタップすれば、そのアプリを閉じることができなくなります。閉じるためには、サイドボタンを3回続けて押したあとにFace IDまたは登録済パスコードで本人確認しなければならないので、うっかり閉じてしまう心配がありません。