佐藤さん、鈴木さん、高橋さんに田中さんなど、名字ランキング上位の姓を持つ人、「連絡先」アプリでどう管理していますか? 姓名を漢字とかなで入力し、会社名や電話番号、メールアドレスを入力してそれで終わり……基本的にはそれで用は足りますが、リスト表示したとき見分けにくいことが困りものです。

「連絡先」アプリ、または「電話」アプリの連絡先タブを開くと、登録した姓名が50音/アルファベット順に表示されます。姓が重複していても名前で見分けられますが、名前をはっきり覚えていないと1つ1つ開いて確認するしかありません。姓名の一覧画面には、勤務先や所属団体、学校名などの属性情報が表示されないため、ふだん「◯◯社の鈴木さん」や「鈴木部長」などと呼んでいるとき、他の鈴木さんと間違えてしまいがちです。

そんな"メジャー姓問題"を解決する方法のひとつが、「敬称」欄の活用です。本来は「Mr.」や「Dr.」を表示するために用意された欄ですが、そこに会社名や学校名を入力するのです。特にルールはありませんから、所属部課名や町名、「◯◯高校第90期」といったものでもかまいません。

作業はかんたん。「連絡先」アプリで対象人物の編集画面を表示し、画面を下方へスクロールすると現れる「フィールドを追加」をタップしましょう。すると「フィールドを追加」画面が現れるので、「敬称(前)」を選択すれば、姓の上段に「敬称(前)」欄が追加されます。そこに会社名や学校名を入力し、姓名の一覧画面に戻れば、「マイナビ 鈴木」といった表示スタイルに更新されているはずです。

なお、敬称を姓の前に追加しても、50音/アルファベットの並び順に影響はありません。あくまで扱いは敬称ですから、「鈴木一郎太」の表示が「マイナビ 鈴木一郎太」になったとしても、分類はこれまでどおり「す」行になります。

  • 「連絡先」アプリに同じ姓の人が複数いて、見分けがつかず困っています……

    ちょっとしたアイデアで"メジャー姓問題"を解決できます