エプソン販売は6月26日、9色の顔料インクを採用した写真愛好家向けのA3ノビ対応高画質インクジェットプリンター「SC-PX1V」の発売日を7月9日に決定したと発表した。製品出荷前の最終確認で品質に万全を期す作業が発生したとして発売日未定となっていたが、晴れて発売日が確定した。価格はオープンで、予想実売価格は税込み99,000円前後（＋ポイント10％）。

  • 発売日が7月9日に決定した、A3ノビ対応高画質インクジェットプリンター「SC-PX1V」

A2ノビ対応の兄弟モデル「SC-PX1VL」は発売日を8月初旬から9月に延期する。こちらの予想実売価格は税込み176,000円前後（＋ポイント10％）。

SC-PX1Vは、プロの写真家やフォトスタジオ、写真愛好家をターゲットにした「プロセレクション」シリーズに属する高画質プリンター。新たにディープブルーのインクを追加して青の色域を拡大し、暮れゆく青空や深い海の再現性を高めた。フォトブラックとマットブラックの切り替えを不要とし、光沢紙とマット紙の用紙変更時に発生するムダなインク消費をなくした。

  • インクカートリッジは新しいディープブルーインクを含む10種類。フォトブラックとマットブラックはいずれかを用い、9色でプリントする

光沢紙にプリントした際、表面の乱反射によるコントラスト低下を抑えるため、暗部領域にライトグレーを塗布して表面を平滑化し、黒をしっかり黒で表現する「漆黒モード」も新たに追加した。