日立ソリューションズは6月17日、ナレッジオンデマンドが提供するチームドキュメンテーションをワンストップでサポートするという「WikiWorks」(ウィキワークス)の販売パートナー契約を締結し、同製品を販売開始すると発表した。価格は個別見積。

  • WikiWorksを使用したマニュアル制作のイメージ

同製品は、Web上で1つのファイルを共有しながら同時編集やレビューが可能といい、ワークフローによる作業分担をしながらスムーズにマニュアルを制作できるツール。さらに、ボタン1つでレスポンシブWebデザインに対応するHTMLやWord、PDFのマニュアルを制作できるという。

日立ソリューションズは、テレワークなど離れた場所にいるメンバーとも共同でマニュアルを効率よく制作できる環境を提供するとしている。

また、従来のウォーターフォール型の開発を含め、アジャイル開発やDevOpsにおけるプロジェクト全体の期間短縮と、仕様書などの関連情報をマニュアルの部品として使うことによる生産性向上を支援する。

  • アジャイル開発と連動したマニュアル制作のイメージ

同製品は、同時編集やレビュー、改訂、ページ単位のバージョン管理、差分出力、変更理由との紐付けなど、マニュアル制作に必要な機能を統合して提供するという。

また、この機能をWeb上から利用できるため、離れた場所にいるメンバーと1つのファイルを共有した共同執筆やワークフローによる作業分担も可能であり、テレワーク環境におけるスムーズなマニュアル制作が可能としている。

システム開発と連動したマニュアル制作に関しては、関連情報を一元管理し、システム開発の進捗に連動したマニュアル制作が可能になるという。

これにより、アジャイル開発やDevOpsでは仕様を決めながらマニュアル制作を並行して進めることができ、完成までの時間を大幅に短縮できるとしている。

また、仕様書などの関連情報をマニュアルの部品として使うことで、仕様変更に伴うマニュアルの改訂が容易となり、生産性向上を実現できる。

制作したマニュアルは、レスポンシブWebデザインに対応したHTML、Word、PDFなどの形式にボタン1つで変換できるという。これにより、レイアウトの修正に要する作業を大きく軽減できるとしている。

さらに、各種翻訳支援ツールとの連携によって英語や中国語などの多言語翻訳が容易となり、マニュアルの修正差分を出力しての翻訳も可能という。