コロナ禍で巣ごもり傾向が続く中、「断捨離」に邁進する人が増えているそうです。使わなくなったモノの処分にかぎらず、スマートフォンでいえば必要性の低いオプション契約を解約するなど、デジタル/オンラインの分野にも対象が求められているのは時代の流れでしょうか。iPhoneの設定見直しも、その例外ではなさそうです。
しかし、「iMessage」をオフにするのは得策ではありません。iMessageとは、AppleがiPhoneやiPad向けに提供しているメッセージサービスで、Apple IDを保有しているユーザであれば「メッセージ」アプリで利用できます。
そして「メッセージ」アプリは、キャリアのメッセージングサービス(SMS/MMS)にも対応しています。Appleのサーバには携帯電話番号やメールアドレスが情報として保管されており、送信時に相手がiMessageの対象(iPhoneなどApple製デバイス)と判定されればiMessageで、送信先がメールアドレスかつ文字以外のデータを含む場合はMMSで、それ以外(送信先がメールアドレスでなく内容は文字のみ)はSMSで送信されます。
iMesssageの機能は『設定』→「メッセージ」画面にある「iMessage」スイッチでオン/オフできますが、モバイル回線のパケット消費を考えなければ無償で使えるため、敢えてオフにする必要はありません。しかも、オフにすると、iMessageで送信可能な相手にもSMSで送信されることになるため、相手が契約するキャリアが自分のものと異なる場合、SMS1通あたり3円(税別)以上の料金が発生します。むしろ、うっかりオフにしないよう注意しましょう。