データセクションは1日、店舗内カメラデバイスを活用し、顧客行動を分析し店舗の売上げ向上を支援する同社ソリューション「FollowUP」に自動人数制限や発熱検知など新型コロナウイルス対策に寄与するサービスを追加。広がりを見せる中米などグローバル展開を図ることを発表した。

  • 店舗内カメラデバイスを活用した小売店支援ソリューション「FollowUP(公式Webサイト)

    店舗内カメラデバイスを活用した小売店支援ソリューション「FollowUP」(公式Webサイト)

カメラやセンサなどデバイスと連動した詳細な店舗分析を行える同社の「FollowUP」にサービスとして加わるのは、店舗での新型コロナへの対策を行える3つのサービス。「Store Capacity Control」は、カメラで取得したデータをもとに店舗内人数をもとに人数制限を自動的に行うもの。入り口での表示や、一部では自動ドアと連動した開閉の制御も可能になる。

「HealthyUP」は店舗入場者の発熱やマスク着用の有無を検知する。顔認識で管理することで、感染者発生が判明した場合の追跡などで効果的に活用、「COVID-19 Tasking」は、感染対策オペレーションのスタッフ教育システムと感染対策オペレーションの確実な実行支援を行うタスキング機能を提供する。

これらのソリューションは、厚労省が提案する"新しい生活様式"(厚生労働省公式Webサイト)である1.身体的距離の確保、2.マスクの着用、3.手洗いの3つに対応するもので、国内に留まらず、新型コロナウイルス感染症に苦しむ世界にも同時に展開することを同社は表明。スペイン及びチリ、ペルー、コロンビア、ウルグアイ、エクアドルなど中米諸国にも提供を行っていくとしている。