ソニーは、Webサイト「Sony Design」のギャラリーページを5月21日にリニューアル。ウォークマンやBRAVIAといったホームAV機器や、Xperia、VAIO、サイバーショット・αシリーズのデジタルカメラ、プレイステーション、AIBOなどのプロダクトデザインを写真で紹介している。
ギャラリーページは、1960年代〜、1980年代〜、2000年代の20年刻みで3つのコーナーに整理されている。
1960年代のコーナーには、“ソリッドステート11”の愛称で呼ばれていたラジオ「TFM-110D」(1966年)や、“スカイセンサー”シリーズの第1号機「ICF-5500」(1972年)などが登場。ジェット機の名前にちなみ“サイテーション”と名付けられたトリニトロンカラーテレビ「KV-1375」(1977年)もこのコーナーで取り上げられている。
1980年代のコーナーでは、スポーツモデルの定番色となる独特のイエローカラーを採用したアウトドア用ウォークマンの第1号機「WM-F5」(1983年)、“Diskman”の愛称で親しまれたポータブルCDプレーヤー「D-J50」(1991年)、ヘッドバンドを首の後ろに回したネックバンドデザインが特徴のヘッドホン「MDR-G61」などを紹介。
このコーナーでは、コンパクトデジタルカメラ・サイバーショットの1号機として登場し、レンズとフラッシュが180度回転する「DSC-F1」(1996年)や、青紫のメタリックカラーを採用した初代ノート型VAIO「PCG-505」(1997年)、ビーグル犬のような愛らしい佇まいが特徴の家庭用エンターテインメントロボット・AIBO初代モデル「ERS-110」(1999年)なども登場。ソニー製品のカテゴリの幅が大きく広がったことが伺える。
2000年代のコーナーに入ると、DVDの普及に一役買った家庭用ゲーム機「PlayStation 2 SCPH-90000 シリーズ」(2000年)、曲線デザインの本体に大型の有機ELディスプレイを採用したHDD搭載ウォークマン「NW-A1000」、くさび形のウェッジデザインを採用した4K液晶テレビ「BRAVIA KD-65X9000B」(2014年)など、比較的新しく見慣れたソニー製品のデザインが目白押し。Xperiaブランドのスマートフォン「Xperia Z1」(2013年)や、タブレット「Xperia Tablet Z」(2013年)もこのコーナーに入っている。
また、"小型のフルサイズミラーレス一眼カメラ"という新たなカテゴリーを切り拓いたレンズ交換式デジタルカメラ「α7」(2013年)をはじめ、一眼レフカメラ用レンズを思わせるレンズ型デジタルカメラ「DSC-QX100」(2013年)、シナバー(朱色に近い、辰砂という鉱物の色)カラーをマウント部分に採り入れたカールツァイス銘のAマウントレンズ シリーズ(2006年~2009年)など、ソニーならではのカメラ製品も取り上げられている。