米モデルナ(Moderna)は5月18日(米国時間)、開発を進めている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)向けワクチン「mRNA-1273」の第1相臨床試験の途中解析結果として、対象患者8人全員から新型コロナから回復した患者と同程度もしくはそれ以上の抗体を確認したと発表した。

同試験で対象となった8人の内訳は、投与量が25μg群が4人、100μgは4人となっており、2回目の投与後43日目の抗体の値は、25μg群で新型コロナから回復した人の血液サンプルで観察されるのと同程度の抗体価であったとするほか、100μg群では新型コロナから回復した人のレベルを上回る抗体価であったという。

また、副作用としては100μg群の1人の注射部位に紅斑が確認された程度であったという。

なお、同社は5月より第2相臨床試験を開始したところであるという。