英Raspberry Piは4月30日 (現地時間)、1230万画素センサーを搭載、レンズ交換に対応するカメラモジュール「Raspberry Pi High Quality Camera」を発表した。価格は50USドル。High Quality Camera向けに「6mm CSマウントレンズ」(F1.2)と「16mm Cマウントレンズ」(F1.4〜16)も用意。価格は6mmレンズが25USドル、16mmレンズが50USドルとなっている。

  • Raspberry Pi High Quality Camera

    「Raspberry Pi High Quality Camera」

Raspberry Piは2016年から「Raspberry Pi Camera Module V2」というソニーのIMX219 (800万画素)センサーを搭載したカメラモジュールを提供しており、これまでに170万台以上を販売してきた。定点観測カメラや遠隔操作カメラ、セキュリティカメラ、空撮カメラなど、1台25USドルと求めやすい価格のCamera Module V2によってRaspberry Piの可能性が大きく広がり、ユーザーからはより高品質なカメラやレンズのオプションを求める声が上がっていた。High Quality Cameraはそうしたニーズに応える。

  • 6mm CSマウントレンズ

    High Quality Cameraと「6mm CSマウントレンズ」

  • 16mm Cマウントレンズ

    High Quality Cameraと「16mm Cマウントレンズ」

センサーはソニーの「IMX477」、対角長7.9ミリ、1230万画素。裏面照射式で、IMX219よりも感度が向上してノイズに強い。CSマウントを装備し、付属のC-CSアダプターでCマウントのレンズもサポートする。他にもバックフォーカス調整 (12.5〜22.4ミリ)用のリング、三脚マウントを備え、Raspberry Piボードのカメラポートとの接続用のリボンケーブル (20センチ)が付属する。Raspberry Pi 1 Model B以降のほとんどのRaspberry Piボードで使用可能。価格5ドルのRaspberry Pi Zeroは初期モデルがカメラ接続に非対応だが、2016年のバージョン1.3からFPCアダプターケーブルでカメラを接続できるようになった。

  • レンズ交換で広がる可能性

    CSマウントに対応させるサードパーティのアダプターを用いてキヤノンのレンズを装着

High Quality Cameraと共に、新しい公式ガイドブック「The Official Raspberry Pi Camera Guide」の提供を開始した。機能説明、セットアップ方法やカメラの制御方法の解説、「Minecraftフォトブース」「スパイカメラ」「スマートドア」といった様々なカメラの使用例などがまとめられている。PDF版をThe MagPiから無料で入手できる (印刷版は10ポンド)。

  • The Official Raspberry Pi Camera Guide

    公式ガイドブック「The Official Raspberry Pi Camera Guide」