コンカーは4月23日、請求書管理クラウド「Concur Invoice」が、日本文書情報マネジメント協会(JIIMA)が認証する「電帳法スキャナ保存ソフト法的要件認証」を2月28日付で取得したことを発表した。

電子帳簿保存法・スキャナ保存制度とは、紙での保存が義務付けられていた国税関係書類を、一定の要件のもとに、スキャンして電子データとして保存することを認める制度。これに基づき、所轄税務署への申請や保存の際に一定要件を満たすことを条件として、紙での保存が義務付けられていた書類の電子化が可能となった。

コンカーの請求書管理クラウド「Concur Invoice」が取得した「電帳法スキャナ保存ソフト法的要件認証」とは、スキャナ保存を行う市販ソフトが電子帳簿保存法の要件を満たしているかをチェックし、法的要件を満足していることを認証するもの。これにより同ソフトを導入する企業は、電子帳簿保存法によって要求される要件を個々にチェックする必要がなくなり、承認申請書の記載事項や添付書類を一部省略できる。

コンカーの代表取締役社長・三村真宗氏は、次のように述べている。「令和2年度の税制改正において電子明細を領収書の代替として認めるルールが発表されるなど、今後日本における電子化、ペーパーレス化はますます進むことが予想されます。そのような状況のなか、Concur Expenseに続き Concur InvoiceもJIIMAの認証を受けることができました。これにより、領収書のみならず請求書の電子化に際してもお客様にスムーズに導入いただくことが可能となり ます。これからもデジタルトランスフォーメーションを推進し、日本企業の生産性向上と競争力強化のご支援をするべく取り組んでまいります」