ヤマハは4月13日、クラウド型ネットワーク統合管理サービス「Yamaha Network Organizer(YNO)」に対応した無線LANアクセスポイント(AP)の新製品「WLX212」を発表した。「WLX202」の後継機種で、2020年7月に発売する。

カラーはホワイトとブラックがあり、価格は39,800円(税別)。

  • 「WLX212」

同製品は、コントローラーによるオンプレミス(自社運用型)管理に加え、YNOに無線LANアクセスポイントとして初めて対応し、ファームウェアアップグレード、接続端末の監視など、遠隔からの複数拠点の一括管理が行える。なお、1年間無料で使える「YNO」のライセンスが付属する。

  • YNOによる管理のイメージ

また、上位モデル搭載の「無線LAN見える化ツール」も新たに搭載し、検出した周辺アクセスポイントの無線状態をグラフィカルに確認することが可能。

セキュリティでは、最新のWi-Fi規格である「WPA3」を搭載し、192ビット暗号が利用可能。また、「Enhanced Open」を搭載し、カフェやレストランなどの公衆無線LAN利用時に、パスワード認証なしで通信の暗号化を実現する。さらに「AP間プライバシーセパレーター機能」により、異なる無線LANアクセスポイントに接続した端末間の通信を遮断することで、情報漏洩や不正アクセスのリスクを減らすことができるという。

設置は壁や天井設置だけでなくスタンド(同梱)による卓上設置にも対応し、内蔵アンテナの指向性あり/なしを選択することで、電波を飛ばす方向を切り替え可能。