新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、大きな損害を受けているのが飲食店だ。営業自粛に伴って新たにテイクアウトサービスを開始した飲食店は少なくないが、SNSを利用した個別の情報発信では拡散の範囲が狭く、限られた範囲にしかリーチできていないのが現状のようだ。今回はこうした飲食店の実店舗を支援できるサービスをまとめてみた。

なお対象はテイクアウトもしくはチケット購入により飲食店を支援するサービスのみとし、数が多い通販およびデリバリーサービスは除外している。また特定地域やチェーン店に限定したサービスや、テイクアウト可のラベル表示はあっても検索による絞り込みが困難なサービス、およびSNSのみで情報発信を行っているサービスも掲載を見送っているのでご了承いただきたい。

テイクアウト可能店を地図から検索できる「Save Restaurants !」

Save Restaurants !」は、テイクアウト可能な飲食店を地図から検索できるボランティアベースのサービス(発表URL)。地図上でピンをクリックすると店舗の基本情報が表示される仕組み。現時点では東京神奈川版と関西版、長野版が稼働中で、千葉や埼玉、愛知などでの展開も決まっているほか、店舗の外観写真やメニュー一覧も追加予定とのこと。店舗情報はユーザによる登録も可能。

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食べログ掲載店のテイクアウト対応を検索「テイクアウトできるお店特集」

テイクアウトできるお店特集」は、ご存知カカクコムが運営する飲食店の検索サービス「食べログ」に、特設サイトという形で追加されたテイクアウト情報ページ(発表URL)。既存の飲食店情報をベースに、テイクアウトに特化した営業時間や詳細なメニューを掲載している。地域ごとの一覧表示が可能なほか、従来の飲食店検索でも、各飲食店の詳細ページからテイクアウト対応店を絞り込める。

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飲食代を先払いすることで飲食店を支援「さきめし」

さきめし」は、人に食事をおごれるGigiのサービス「ごちめし」の機能を使い、飲食代の先払いによって飲食店を支援するサービス(発表URL)。利用にあたっては「ごちめし」スマホアプリのダウンロードが必要だが、参加店舗の一覧はウェブからでも参照できる。本稿執筆時点では東京版、東日本版、福岡版、西日本版の4つのページが用意されている。

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食事券を購入して未来のお客さんになる「応援早割予約」

応援早割予約」は、キッチハイクとトレタが共同で提供するサービス(発表URL)。1ヶ月~数ヶ月後まで利用可能な食事券を購入して未来のお客さんとなることで、飲食店を応援する。購入と併せて席を予約することで、利用期限間近の駆け込みで利用できないリスクを軽減している。サイト上ではハッシュタグ「#未来のお客さんになろう」で検索できる。

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