Zoom Video Communicationsは4月8日(米国時間)、「Update on Zoom's 90-Day Plan to Bolster Key Privacy and Security Initiatives - Zoom Blog」において、サードパーティの専門家などを加えたチームを編成し、向こう90日間にわたってZoomのプライバシーの改善とセキュリティの強化に取り組むと発表した。
Zoomは4月1日(米国時間)にも同様の内容の発表を行っている。今回の発表では、具体的にチームに参加する企業や個人の名前を挙げており、より現実的に問題解決へ向けた取り組みを進める姿勢を示している。
新型コロナウイルスの影響を受けて、業務形態をテレワークにシフトさせる企業が増えている。また、教育機関もリモート授業に切り替える動きを取っている。こうした取り組みは今後も加速することが予測され、Zoom Video Communicationsはインフラストラクチャの強化のみならず、プライバシーやセキュリティに関しても急速に改善する必要に迫られている。
Zoomは人気の高いビデオ会議システムだが、プライバシーやセキュリティに関しては度々懸念点が指摘されていた。今回、新型コロナウイルスの影響でユーザーが一気に増えたことで、安全性が大きく注目されるようになった。しかし、Zoomを選択するユーザーは今後も増加すると見られ、Zoom Video Communicationsは急速に安全性に対する懸念を解消することが望まれる。