Googleが4月3日より、世界中で新型コロナウイルス肺炎の被害が拡大していることを背景に、「COVID-19 Community Mobility Reports (COVID-19 コミュニティ モビリティ レポート)」(英語のみ提供)の早期公開を開始した。

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同レポートは、日本で行われている「3つの密を避ける」や、欧米で意識されている「Social distancing(社会的距離を取る)」といった対策が、ユーザーの行動にどのような影響を与えているかを可視化したもの。Googleアカウントからロケーション履歴を有効にしているユーザーからデータを収集し、匿名化した上で統計に用いられる。

数週間単位での傾向から、48~72時間前までの最新情報も閲覧可能。食料品店やドラッグストア(Grocery & pharmacy)、公園(Parks)、公共交通機関(Transit stations)、職場(Workplaces)、住宅(Residential)のような大分類でユーザーの訪問率が表示されるが、プライバシー保護の観点から具体的な訪問者数そのものは表示データに含まれない。

いまのところ対象国は日本を含む131カ国で、情報の緊急性を鑑みて、国レベルの分類から地域ごと(日本においては県ごと)のデータも掲載される。今後の数週間でその他の国や地域についても利用できるようになる見通しだ。