RAPスタンダードモデルは、"はじめて"向き

3つ目は、「リアルアーケード Pro.V HAYABUSA for Nintendo Switch」、RAPのスタンダードモデルです。

  • 「リアルアーケード Pro.V HAYABUSA for Nintendo Switch」

今回は、Nintendo Switch版で紹介しますが、PlayStation 4と3、PCでの使えるPS4/PS3/PC版もあります。

対応ハードが違っても基本的な性能は同じ。Nintendo Switch版は、天面コンパネの一番右にあるボタンが「+」ボタンで、PS4/PS3/PC版はOPTIONボタンなど、ボタン類がNintendo Switchに準拠したものか、PS4やPS3に準拠したものかが違う程度で、ゲームを操作する観点では、まったく変わりません。

とはいえ、Nintendo Switchの場合、アケコンに適した対戦格闘ゲームの新作があまり多くはないので、過去に発売されたアーケードゲームを家庭用ゲーム機向けに移植した「アーケードアーカイブス」や「アケアカNEOGEO」などの対戦格闘ゲームで使うことが多くなりそうです。

  • ボタンはサイレントモデルやファイティングエッジ刃と同様のHAYABUSAユニット

  • Nintendo Switch版だとホームボタンやマイナスボタンなどが本体右側面に配置しています

  • 本体奥にケーブル収納があります。PS4版の場合、収納の横にPS4用タッチパッドが設置されます

Nintendo Switchには、対戦格闘ゲームの部類に入る『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』がありますが、元々コンシューマタイトルであるだけに、アケコンの優位性があるかどうかは微妙なところ。それでも、多くのアケコンはNintendo Switchに対応していないので、Nintendo Switchで使いたい人にとってはありがたい存在です。

PS4版は静音モデルのサイレントがこのモデルとの比較対象になるでしょう。静音性を特に求めないのであれば、幾分か価格が低いので、こちらを選択するのもアリ。基本性能はしっかりしているので、最初のアケコンとしては魅力十分です。

  • Nintendo Switch用プロコントローラーとのサイズ比較

  • 配列:ビュウリックス配列
  • 連射:5・12・20回/秒
  • +ボタン:天面
  • トーナメントモード:あり
  • PCインプット:Xinput
  • カスタマイズ:補償外
  • 価格:14,980円(税別)

ゲーミングノートとの持ち運びが便利

最後に紹介するのは、「ファイティングスティック mini for Nintendo Switch」です。

  • ファイティングスティック mini for Nintendo Switch

Nintendo Switchのテーブルモードでのプレイにぴったりな小型サイズのコントローラー。小さいながらボタン構成はRAPと変わらず、8ボタンです。ビュウリックス配列よりもさらに右上がりの配置は、小型の本体に指がフィットする形といえるでしょう。

サブボタンを無効にするトーナメントモードは付いていませんが、連射機能は搭載。最大で秒間20発の連射できる本格派です。「アーケードアーカイブス」などの80年代90年代のシューティングゲームや対戦ゲームのプレイにアクセントを加えてくれます。

価格もお手頃なので、Nintendo Switchでとりあえすアケコンを試してみたい人にはオススメ。また、PCにも使用できるので、ゲーミングノートPCとファイティングスティック miniの組み合わせで、無理なく持ち歩きができるでしょう。

  • RAPに比べるとボタンも小さいですが8ボタンのフル装備なので、さまざまなゲームに対応。操作感も上々です

  • Nintendo Switch用プロコントローラーとのサイズ比較

  • 配列:ビュウリックス配列(変則)
  • 連射:5・10・20回/秒
  • +ボタン:天面
  • トーナメントモード:なし
  • PCインプット:Xinput
  • カスタマイズ:対象外
  • 価格:4,980円(税別)