NECは3月25日、シャープと、ディスプレイ機器を中心とした映像ソリューション事業を担うNECディスプレイソリューションズを合弁会社化することに合意したと発表した。

これにより、NECディスプレイソリューションズの株式のうち66%分をシャープに譲渡し、NEC保有分は34%となる。譲渡時期は7月1日を予定している。

今回、NECにおいて、映像ソリューション事業については、国内外の市場で相互補完関係にあり、8Kをはじめとする先進技術を保有するシャープとの合弁会社化を通じて新規領域の事業拡大やスケールメリットなどのシナジー創出を図り、中長期的な事業成長、収益体質の改善を目指すことが望ましいと判断したという。

合弁会社はNECブランドの製品を引き続き提供する。NECは合弁会社と密に連携し、同社製品をグローバルに販売していく。