IIJ（インターネットイニシアティブ）は3月17日、個人向けsSIMサービスの正式版となる「IIJmio eSIMサービス データプラン ゼロ」を発表した。3月19日から提供を開始する。

eSIMとは、物理的なSIMカードを使わずに、端末に内蔵したチップに各種の加入者情報を書き込む仕組み。eSIMへの情報書き込みは、遠隔から行える。ユーザー側としては、eSIMを搭載した端末を操作して、事業者が指定したプロファイルを端末にダウンロードすればよい。こうしてeSIMが有効になると、データ通信などが利用可能となる。

  • 「IIJmio eSIMサービス データプラン ゼロ」は、データ通信1GBで月額450円から

IIJはこれまでもベータ版のeSIMサービスを提供しており（税別1,520円/月、データ通信6GB）、今回「IIJmio eSIMサービス データプラン ゼロ」として正式サービスを開始。

「IIJmio eSIMサービス データプラン ゼロ」はデータ通信専用となり、音声通話やSMS機能はない。一般的な「月に○GB」というものではなく、必要なときに必要な量だけ、データ通信量を追加していく。IIJは「利用中のキャリア回線はそのまま、2回線目として本サービスを追加することで、月途中でデータ容量が足りなくなったときや、段階制プランで通信費が上がるタイミングだけIIJmioのeSIMに切り替えてデータ量を追加するなど、毎月の基本料金を抑えながら、低コストでデータ通信をご利用いただくことが可能になります」としている。

料金（税別）は、初期費用3,000円、月額150円、SIM発行手数料200円。データ通信の費用は最初の1GBが300円、2GB以降は1GBにつき450円となる。まったく使わなかった月は150円、データ通信が1GB以下の月は450円だ。

2020年3月17日の時点で、動作確認済み端末は以下の通り。SIMフリー端末が対象となり、キャリア端末の場合はSIMロック解除が必要。また、Apple Watch Series 3とSeries 4（GPS＋セルラーモデル）では動作しない。

iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR、iPhone 11、iPhone 11 Pro、iPhone 、iPhone 11 Pro Max

11インチiPad Pro、12.9インチiPad Pro（第3世代）、iPad Air（第3世代）、iPad mini（第5世代）、iPad（第7世代）

Google Pixel 4、Pixel 4XL

Microsoft Surface Pro LTE Advanced、Surface Pro X

ASUS TransBook Mini（T103HAF-LTE、T103HAF-GR079LTE）